2018年7月17日

モトクロス日本代表選手が世界に挑む!

 

猛暑の続く中、埼玉県大宮市にてモトクロスのジュニアたちの世界大会「FIMワールドジュニアモトクロスチャンピオンシップ」と、プロで活躍するモトクロスライダーの各国対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ」日本代表の壮行会が行われました。

8月26日にオーストラリア・メルボルンのホーシャムで開催されるワールドジュニアモトクロスチャンピオンシップには、昨年に続き、チームジャパンとして5名のライダーを派遣。毎年レベルの高い争いとなるGP125クラスには中島漱也選手が2年ぶり2回目の出場。ヤマハのバックアップを受け前回のGP85クラスよりステップアップした走りを見せます。

GP85クラスは米田海斗選手と佐竹涼冴選手の2名が参戦。米田選手は今シーズンの全日本併催のJX85では3勝を挙げており、佐竹選手は昨年のエストニアにも出場した経験があります。

GP65クラスは坂田大和選手と生島竜樹選手。坂田選手は昨年も出場経験があり、生島選手は10歳ながら今シーズンはアメリカに滞在してのモトクロス修行中。これからの日本モトクロス界を背負って立つ存在になるジュニアたちが万全の体制で世界に挑みます(生島選手はアメリカでのレースのため壮行会は欠席)。

MXGP125クラス:中島漱也(nakajima souya)15歳 東京都八王子市 YAMAHA
「125ccはまだ誰も予選を通過したことがないので、しっかりと予選を通過して、順位をひとつでもあげられるように死ぬ気で走ってきますので皆さん応援よろしくお願いします!」

MXGP85クラス:米田海斗(yoneda kaito)14歳 三重県鈴鹿市 KTM
「世界のトップライダーとバトルができるように頑張ります」

MXGP85クラス:佐竹涼冴(satake ryouga)13歳 埼玉県川越市 KTM
「初の参戦です。いつもとは違うタイムアタックの予選をしっかりと走って、決勝は自分のベストを尽くし、トップの選手についていけるように、残り一か月の練習で追い込んでいい成績を持って帰れるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

MXGP65クラス:坂田大和(sakata yamato)12歳 福島県南相馬市  KTM
「初参戦の去年は緊張もあり走りが固くなってしまい、総合31位で終わってしまって悔しかったので、今年は成長を見せたい。15位以内を目標に頑張ります!」

モトクロスの国別対抗戦となるモトクロス・オブ・ネイションズは10月7日にアメリカのレッドバッドでの開催。日本代表として選出された横山遥希選手は2012年より渡米、アメリカでのレース経験を重ねてきたジャンプの得意な19歳。現在AMAナショナルに挑戦中の富田俊樹選手、全日本IA1クラス現在ランキングトップの古賀太基選手(ともにアメリカに滞在中のため当日は欠席)の3名で戦います。

横山遥希haruki yokoyama 埼玉県上尾市 19歳 Kawasaki
「今回の出場には感謝しかないです。アメリカでレースを経験してきたので海外の選手と戦うことにはプレッシャーはありません。日本代表として確実に予選を通過し、ひとつでも上位の成績を残せるよう頑張ってきますので応援よろしくお願いします」

 

壮行会では多くのスポンサーや関係者が駆け付ける中。レースへの目標と海外参戦への意気込みをそれぞれのライダーが語り、両親への手紙のシーンでは涙する父親も。またアライヘルメットからはチームジャパン仕様のヘルメットがプレゼントされました。

(レポート:楠堂亜希)