2018年7月14日
MBHCC A-4 電気先生 シビレま変圧器
第85回「謎の大容量USBメモリー(笑)」
こんにちはー。
この時期なのに、もう梅雨が明けてしまって少々心配ですね。
ところで、先日面白いものを入手してしまいました。
こちらです。じゃじゃん。
うわー、来た来た~!と小躍りした私、最初の突っ込みはこちら。
・USBメモリで2T!
※あったとしたらまだまだ値段がおそろしく高いはず・・・
・軽っ!
※中身が空っぽのプラケースの重さしか感じません・・・
そうですね。まだまだT(テラ:1000GB)クラスはHDDが主流ですよねぇ。
このありえない感じが、探索ゴコロをくすぐる感じ満々です。
とりあえず、PCに繋いで、プロパティ確認です。
おおお、それっぽく、1.92TBと表示されているじゃないですか。
おもしろー。(笑)
とりあえずこのへんで、この物体がなにかという推測ですが、
・ケースは大手メーカーの既製品の模倣?品
・中身は、小容量で低性能な旧規格の廉価部品
・電気的に大容量に見えるように細工
という感じ。
海外では、こういうのが大量に売られているところがあるらしく、そもそもの売値で、ある程度は本当の容量が推測できます。
たとえば、某通販サイトをざっと見てみますと、日本国内のお店で売っているものは、
16GB 500円~1000円程度
32GB 1500円~2000円程度
64GB 2500円~4000円程度
のような感じかと思います。
値段の差は、発売時期と記憶容量と、対応規格がUSB2.0と3.0とで違ったりするものだと思います。
で、件のメモリですが、格安で入手された? らしく、容量は、あっても16G程度なんじゃないかなぁ、と私は予想しました。
ということで、容量チェックツールでざっと書き込みテストをしてみたのがこちら。
謎のファイルが41個表示されていますが、一つ1024MB=1GBということで、一応40GBまでは書いたことになっています。
実はテストを開始して半日以上経過しており、とりあえず打ち切ってしまったのですが、全部書き終えたところでチェックしてみないと真偽は不明な状況です。
という感じで、あやしいFlashメモリーをチェックするのに、良く使うツールがあるので、興味のある方はトライしてみてください。(下記リンクは作者のサイトです)
(1)Check Flash
http://mikelab.kiev.ua/index_en.php?page=PROGRAMS/chkflsh_en
こちらは、書き込みエリアを頭からリードライトチェックしてくれます。
不良品やかなり使い込んだ品物の場合は、途中でエラーブロックが多数検出されたりするのでわかります。
(2)h2testw
https://www.heise.de/download/product/h2testw-50539
こちらは、次々とテストファイルを書き込んだあと、読取検査をすることで、きちんと記録できる容量がわかります。
後日談ですが、入手元にいろいろと聞いてみたら結局、「おもしろいので買ってみた」
そうです。なるほどね。
ということで、真面目に使う場合は
「容量に比べて値段がえらく安い」製品は特に注意が必要です。
高価なものほど、きちんとした販売店で買うのが安心ですねっ。
それではまたー。
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