2018年6月28日
スーパーカブの特徴を極めた“特別なカブ”スーパーカブ C125を発売
スーパーカブ C125 399,600円(9月14日発売)
1958年に初代モデルを発売して以来、低燃費や静粛性、信頼性、耐久性に優れた“生活バイク”として全世界で需要を創造、2017年10月には驚異の世界生産台数1億台を達成したスーパーカブ。
“低床バックボーン”タイプのフレーム、クラッチレバー操作を省いた自動遠心式クラッチの採用と“スーパーカブスタイル”で、幅広いユーザーに愛用されるロングセラーとなり、まさに世界のスーパーカブとなったが、今回登場するのはそのスーパーカブの数々の特徴を昇華させて特別なカブとしてまとめ上げた“ザ・スーパー・スーパーカブ”といえるモデルだ。
スーパーカブであってスーパーカブでない。レッグシールドからリアフェンダーに繋がる滑らかな曲線のスタイルは正にスーパーカブそのもの。しかしその内なるフレームは、最新の解析技術により最適な剛性が与えられた新開発のバックボーンフレーム。エンジンもシリンダーを水平方向に寝かせた、おなじみのいわゆる“横置き”エンジンに見えるが、それはGROMやモンキー125に共通する最新のOHC、124㏄エンジンだ。最新モデルならでは当然、灯火類はLEDが採用されており、スマートキーシステムまで採用となれば、それはもはやスーパーカブではない、といわれても仕方ないかもしれない。だが、誰が見てもこのモデルはスーパーカブ以外の何物でもない、というのがこのスーパーカブ C125なのだ。
とどめはメーカー希望小売価格(消費税8%込み)399,600円というプライス。やはりスーパーカブ C125といえどもスーパーカブの一族である以上、コミューターとして論外な価格設定などできない、という強い意思表示が感じられるプライスなのではないだろうか。
★HONDA ニュースリリースより (2018年6月28日)
上質感を追求したパーソナルコミューター「スーパーカブC125」を発売
Hondaは、スーパーカブシリーズの普遍的な車体パッケージに、最新装備を採用するなど、より上質感を追求した原付二種(第二種原動機付自転車)のパーソナルコミューター「スーパーカブ C125」を9月14日(金)に発売します。
スーパーカブ C125は、歴代スーパーカブシリーズの特徴的なデザインである、レッグシールドからリアフェンダーに繋がる滑らかな局面で構成されたシルエットに、初代モデルの「スーパーカブ C100」を彷彿させる“鳥が翼を広げたような形のハンドル”部から、フロントフォークまでを一体化した「ユニットステア」を採用するなど、普遍的で気品のあるスタイリングとしています。
車体は、スーパーカブ 110をベースに、構成部品の剛性を高めることで125㏄エンジンの動力性能に対応した安心感のある車体挙動を実現。足回りは、前後サスペンションのストローク量を最適化することで、快適性のさらなる向上に寄与しています。
エンジンは、扱いやすく燃費に優れた空冷・4ストローク・OHC・125㏄単気筒エンジンを搭載。高級感のあるエンジン外観にするとともに、各部の最適化を図ることで、より静粛で変速ショックの少ないスムーズな変速フィーリングを実現しています。
また、優れた利便性と快適性に寄与する最新装備として、省エネルギー性に優れたLED灯火器や、より便利にエンジン始動ができる「Honda SMART Key システム」の採用。クロームメッキのパーツを配した上品な印象のメーターなど、現代生活の中で活躍するパーソナルコミューターとして、よりスマートな使い勝手と上質感を追求しています。
スーパーカブシリーズは、1958年8月に初代モデルのスーパーカブ C100を発売して以来、低燃費や静粛性、信頼・耐久性に優れた4ストロークエンジンを搭載し、乗り降りしやすい低床バックボーンタイプのフレームや、クラッチ操作を省いた自動エンジン式クラッチの採用などで、幅広い層のお客様に愛用されているロングセラーモデルとして、2018年8月に発売60周年を迎えます。
- ●販売計画台数
- (国内・年間) シリーズ合計 3,000台
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- 399,600円(消費税抜き本体価格 370,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
=スーパーカブ C125 の主な特徴=
- ●スタイリング
- ・レッグシールドからリアフェンダーに繋がる滑らかな局面で構成されたボディーラインを持つ、普遍的なスーパーカブデザインを表現
- ・フロント回りは、初代モデルのスーパーカブ C100をモチーフに、鳥が翼を広げたようなハンドル形状としたほか、ハンドルからフロントフォークまでの可動部全てを一体の外観としたユニットステアを採用
- ・カラーリングは初代スーパーカブの印象を踏襲した「パールニルタバブルー」を採用するとともに、エンブレムには歴史あるHonda二輪プロダクトブランドであることを象徴する、オールドタイプのウイングマークを採用
- ●車体・足回り
- ・スーパーカブ 110のフレームをベースに、ヘッドパイプ回りの構成部品やエンジンハンガーの剛性を高め、125㏄エンジンの動力性能とバランスのとれたハンドリングを実現。
- ・ハンドルマウント、シートマウント、ステップ踏面にラバーを採用し振動低減を図ることで快適性のさらなる向上に寄与
- ・フロントブレーキには、125㏄エンジンの動力性能に対してより安心感のある制動力を確保するディスクブレーキを採用
- ・前後ホイールには、切削加工仕上げの専用アルミキャストホイールを採用
- ●エンジン
- ・プライマリーギアをヘリカルギアとしたほか、より精度の高いクランクジャーナルベアリングを採用することで、エンジン音の静粛性をより高めるとともに、クラッチダンパーラバー素材の最適化を図るなど、より質感の高いスムーズな変速フィーリングを実現
- ●その他
- ・Honda SMART Key システムを採用。スマートキーを携帯して車両に接近することで、衣類のポケットなどからスマートキー自体を取り出すことなく、メインスイッチの部の開施錠を可能とするなど、優れた利便性を実現
- ・ヘッドライト、テールランプ、ウインカーは、シンプルなデザインとしつつも存在感のある発光表現を可能とした省エネルギーで長寿命なLEDを採用
- ・メーターは、中心に配置したクロームメッキのリング外側にアナログ表示、内側にデジタル表示を採用し、クラシカルで上質な印象を表現
- ・2人乗りに対応するタンデムステップを装備
★主要諸元
車名型式 | 2BJ-JA48 | |
---|---|---|
スーパーカブ C125 | ||
発売日 | 2018年9月14日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.915×0.720×1.000 | |
軸距(m) | 1.245 | |
最低地上高(m)★ | 0.125 | |
シート高(m)★ | 0.780 | |
車両重量(kg) | 110 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 69.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
66.1(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)※3★ | ||
登坂能力(tanθ) | – | |
最小回転半径(m) | 2.0 | |
エンジン型式 | JA48E | |
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 124 | |
内径×行程(mm) | 52.4×57.9 | |
圧縮比★ | 9.3 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 7.1[9.7]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 10[1.0]/5,000 | |
燃料供給装置形式 | 電子式(電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)) | |
始動方式★ | セルフ式 | |
点火方式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑方式★ | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | – | |
燃料タンク容量(L) | 3.7 | |
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式4段リターン※4 | |
変速比 | 1速 | 2.500 |
2速 | 1.550 | |
3速 | 1.150 | |
4速 | 0.923 | |
減速比1次★/2次 | 3.363/2.571 | |
キャスター(度)★ | 26°30′ | |
トレール(mm)★ | 71 | |
タイヤサイズ | 前 | 70/90-17M/C 38P |
後 | 80/90-17M/C 44P | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 機械式リーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | バックボーン |
〈 〉内はスーパーカブ110のデータです
■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/Thai Honda Manufacturing Co.,Ltd.
■製造国/タイ ■輸入事業者/ホンダ技研工業株式会社
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停⽌などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
※4 走行中はリターン式で、停車時のみロータリー式になるチェンジ機構です