2018年6月21日
MBHCC A-1 ルリカミドリ バイク好いとっちゃん
第60回「海って、やっぱ癒されるよなぁ〜」の巻
九州は福岡の、四方を山に囲まれたド田舎で生まれ育ったワタシなので、子供の頃から海には憧れがあって、いつか見てみたいと思っていました。
初めて泳いだのはたぶん小学校三年だったんじゃないかな? お盆に、母親の実家がある長崎県の諫早市に行ったとき、そこからバスで橘湾に連れて行ってもらったのです。
潮の香り。しょっぱい水。見たこともないような魚たち。
夏になると一日中川で遊んでいたので泳ぎには自信があります。岩場で素潜りをしていると、楽しくて楽しくてしかたないほどです。
ふと見ると、すぐ近くを小魚の集団が通過していきます。そこで、興味津々イタズラ半分、その集団の中に入ってコイツらを蹴散らしたのです。
すると、なんと突然体中を針で突き刺されているような激しい痛みが走ったのでした。半泣きになりながら陸上に上がり見てみると、全身が赤くはれ上がっています。
帰宅して辞典で調べてみたら、背びれと胸びれに毒がある「ゴンズイ」という魚だったらしく、刺されると痛い、と書いてありました。
初めての海体験は悲惨な結果になったのですが、それもまた子供時代のいい経験となったのではないでしょうか。
上京してからも千葉や神奈川の海によく行っているのですが、別に泳がなくてもただ海を見ているだけで疲れた心が癒されるような気がするのはワタシだけではないと思います。
よく行くのは神奈川県の三浦半島。ツーリングするにはちょうどいい距離だし、おいしいものもたくさんあるのでワタシの大好きなところです。
もう何回も行っているし、コラムでも紹介してるのですが、先日もまた行ってきましたよ。
杉並区高円寺のアパートからだと、カンパチ(環状八号線)から第三京浜に乗っかって、そこからヨコヨコ(横浜横須賀道路)をつっ走ればすぐに着いちゃいます。
まずは久里浜港のすぐ脇にある温泉施設でのんびりと過ごしましょう。
そして三浦海岸へ。
ここは夏になるとまさに芋洗い状態になるほどごった返すのですが、まだまだほとんど人は見受けられませんでした。
そこから少し山の中に入ったところにある「水間様の霊水」をいただいたあと、海沿いの道を走っていると白い灯台が見えてきました。
これまで何回も見たことはあったのですが、そばまで行ったことがなかったので行ってみることにしたのです。
ここは「剣崎灯台」。明治4年に作られたものだそうですぞ。
ここで、いただいた水を沸かし、インスタントではありますがコーヒーを飲みつつ、眼下に広がる海を鑑賞いたしましょう。
そろそろ旬が終わりかけの春キャベツ畑があちこちにあります。大根やスイカ、トマトなど、三浦の野菜はおいしくて、関東では人気があるんですよね。
やっと三浦半島先端の三崎港に到着。マグロの水揚げ港として有名なところです。せっかくなので豪華なマグロ丼(2750円)とか海鮮丼(2500円)でもいただきたいのですが、万年金欠病なので断念。それでも1200円を奮発して、赤身定食を食べちゃいました。
やっぱり新鮮でおいしかったっス♡
そのあとはいろいろ買い物したりして、のんびりと過ごし、国道134号線を北上して逗子まで走り、ここからまたヨコヨコに乗っかって帰ってきました。
日々の生活でイライラくよくよばかりしてるワタシなのでありますが、たったこれだけのツーリングをしてきただけで、それらすべてが霧散したみたいな感じがしていて、また明日から頑張れるような気分になっていました。
やっぱ海はいいですねぇ。見ているだけで癒される……そんな人間にワタシもなりたいものです。
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