2018年5月11日
リード125にツートーンカラー等を採用した“スペシャル”が登場
リード125・スペシャル 313,200円(7月2日発売)
「リード」シリーズの原付二種モデルは、1982年3月に発売されたリード80に始まる。リード50と共通の車体に空冷2ストローク、79cc、6.5馬力エンジンを搭載した2人乗りモデルとして発売された。フルサイズ原付二種モデルとしては、同じ年の1982年10月に発売開始されたリード125で、専用開発されたゆったりとした乗車姿勢が取れる本格的なボディに、新設計の空冷2ストローク、124ccエンジンを搭載し“乗用車感覚”をセールスポイントとしたモデルだった。
1985年6月には、スタイルを一新、“ハイパーエキゾースト”を採用したニューエンジンを搭載するリード80SSが発売される。さらに1988年4月には、ゆとりのボディサイズにメットイン機構を新設したリード90に発展。そして1998年3月、フルモデルチェンジし、2ストロークモデルながら二輪車排出ガス規制に国内で初の適合車種となったリード100を発売。
2008年1月には、原付二種モデル1機種のみとなったことから車名も「リード」のみの名称となった新型モデルを発売。新開発の水冷4ストローク、107ccエンジンを搭載、PGM-FIや触媒装置を採用することで平成19年国内二輪排出ガス規制に適合、燃費もリッター当たり50.0km(60km/h定地走行テスト値)を達成する新世代のモデルとなった。このモデルからグローバル開発モデルとなり、中国広州の五羊-本田摩托有限公司で製造されている。
この新世代リードは、翌2009年1月にニューカラーリング、2月にはさらに高級感のある特別なカラーリングのリード・スペシャルカラーを発売。また、2010年2月にはカラーリングの変更とともに、2万3千100円プライスダウンし車名も「リード・EX」となった。
リード・EXは、2013年7月にフルモデルチェンジされ、低燃費技術やACGスターターなどの先進技術を採用、環境性能と動力性能を高めたスクーター用新エンジン“eSP”が搭載され、また排気量も原付二種のフルサイズ、124ccとなったリード125に生まれ変わっている。
最高出力は6.6kWから8.4kWへ、最大トルクも9.3N・mから12N・mへとさらなるパワーで余裕の走りをバックアップ。デザインはキープコンセプトで、よりクリーンとなったフロントフェイスデザインの違いで気がつくくらいで、“大人のビジネススクーター”リードのイメージをより色濃く引き継いだモデルといえた。
2015年6月には、この“eSP版”リード125はマイナーチェンジを受け、新色の追加の他、アイドリングストップシステムに電圧感知機能を追加するとともに、バッテリーサイズを大型化することでさまざまな使用環境におけるバッテリー周りの信頼性を向上させている。またオイル交換時期のインジケーターに、新たに自分で交換サイクルを設定できる機能も追加している。
2017年12月、ほぼフルモデルチェンジレベルの新型が発売された。最大のポイントである平成28年排出ガス規制に対応するとともに、LEDライト採用によるフロントフェイス回りを中心としたボディ全体のデザインのリフレッシュ、フロアステップ後部の絞り込みによる足付き性の向上、そしてフロントインナーボックス内にアクセサリーソケットの追加などが行なわれた。
今回はこの新型リード125をベースに、フロントカバーからメーターカバー、フロアカバー、リアセンターカバー、リアキャリにかけてマットブラック塗装をを施したツートーンカラーモデルのリード125・スペシャルが発売された。
★HONDA ニュースリリースより (2018年5月11日)
原付二種スクーター「リード125」に特別カラーを採用した
「リード125・スペシャル」を設定し受注期間限定で発売
Hondaは、優れた実⽤性とスタイリッシュなデザインが好評の原付二種スクーター「リード125」に、スポーティーさと躍動感を演出するツートーンカラーを採用した「リード125・スペシャル」を設定し、受注期間限定※1 で7月2日(月)に発売します。
リード125・スペシャルには、上質感のある「ランベントシルバーメタリック」と鮮やかな「クリッパーイエロー」を主体色に、マットブラックをフロントカバーからメーターカバー、フロアカバーおよび、リアセンターカバーからリアキャリアにかけて施し、躍動感のあるツートーンカラーとしています。
さらに、シートにはブラックとグレーの2色の表皮に赤のステッチをあしらうとともに、フロントフォークアウターチューブとホイールをブラックに、フロントブレーキキャリパーとリアサスペンションスプリングをレッドにすることで、スポーティーなイメージを演出しています。
リード125は、スタイリッシュで高級感のある外観や、環境性能に優れたグローバルエンジン「eSP(イーエスピー)」※2を搭載。シート下には利便性の⾼い⼤容量のラゲッジスペースを確保するとともに、省エネルギーで長寿命なLEDヘッドライトや、フロントインナーボックス内にスマートフォンなどの充電に便利なアクセサリーソケットを装備するなど、通勤などに使用する幅広い層のお客様に支持されている原付二種スクーターです。
※1 受注期間は2018年5月11日(金)から2018年9月30日(日)まで
※2 enhanced(強化された、価値を高める)Smart(洗練された、精密で高感度な)Power(動力、エンジン)の略で、低燃費技術やACGスターターなどの先進技術を採用し、環境性能と動⼒性能を⾼めたスクーター用エンジンの総称です
- ●リード125・スペシャルのカラーバリエーション
- ・ランベントシルバーメタリック
- ・クリッパーイエロー
- ●販売計画台数(国内・年間) 1,000台
- ●メーカー希望小売価格
- リード125・スペシャル 313,200円(消費税抜き本体価格 290,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | 2BJ-JF45 | |
---|---|---|
リード125 | ||
発売日 | 2018年7月2日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.840×0.680×1.130 | |
軸距(m) | 1.275 | |
最低地上高(m)★ | 0.140 | |
シート高(m)★ | 0.760 | |
車両重量(kg) | 114 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※3 | 52.2(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※4 | |
50.0(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)★※5 | ||
最小回転半径(m) | 2.0 | |
エンジン型式 | JF45E | |
水冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 124 | |
内径×行程(mm) | 52.4×57.9 | |
圧縮比★ | 11.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 8.3[11]/8,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 11[1.1]/5,000 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) | |
始動方式★ | セルフ式 | |
点火方式★ | フルトランジスター式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | – | |
潤滑油容量(L) | – | |
燃料タンク容量(L) | 6.0 | |
クラッチ形式 | – | |
変速機形式 | 無段変速式(Vマチック) | |
変速比 | – | |
キャスター(度) | – | |
トレール(mm) | – | |
タイヤサイズ | 前 | 90/90-12 44J |
後 | 100/90-10 56J | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニットスイング式 | |
フレーム形式 | アンダーボーン |
■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
※3 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転⽅法、⾞両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※4 定地燃費値は、車速⼀定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※5 WMTC モード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行ードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
製造事業者/Honda Vietnam Co., Ltd. 製造国/ベトナム 輸入る事業者/本田技研工業株式会社