2018年5月10日
速報 第57回静岡ホビーショー
速報 第57回静岡ホビーショー 粋な計らい!?20年目の邂逅
待ちわびた模型ファンのみなさまも、まったく興味のないみなさまも、大変お待たせしました。模型の聖地静岡で開催される初夏の恒例行事、静岡ホビーショーがやってきました。今年は5月10日〜13日(一般公開は12、13日)に、出展メーカー17、協力・協賛出展社64、業界紙出展社8のブースが展開して、これまた恒例のツインメッセ静岡にて開催とあいなりました。バイク関連のニューモデルを速報でお伝えいたします。
「模型界の狂犬」からは、早くもあのモデルが・アオシマ
数々のマニアックな模型を発売し、テレ朝のテレビ番組、タモリ倶楽部で「模型界の狂犬」と呼ばれてしまったアオシマ。とはいえバイクシリーズは多数をラインアップし、特に絶版系にも力を入れているのは、皆さんご存知のとおり。さらに昨今は、最新モデルをいち早くリリースする「バイク模型界のトップバッター」と呼ばれている(と思う)。というわけで、やってくれました。話題のニューモデルZ900RSが早くも登場です。もちろん完全新規金型で、組み立てがめんどくさいという方にも嬉しい1/12スケールの塗装済みの完成品でリアショックは可動。しかも価格もお手頃な各2700円(税込)。2車種4色を7月に発売。
Z900RSカフェビンテージは、写真のライムグリーンとパールストームグレーをラインアップ。
Z900RSは写真のキャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジの他にもメタリックスパークブラックを発売。
1/12バイクシリーズは、他にも900スーパー4シリーズのイエローボール、オレンジタイガー、玉虫マルーン、ファイヤーボールを各2700円(税込)で6月(ファイヤーボールのみ5月)に発売。
「さらに発売時期は未定ながら1/12バイクシリーズのGSX1100S KATANAのSL(銀、赤銀、青銀)のプロトタイプも展示されていた。秋のショーには登場か?
「いわゆる「ガチャガチャ」のカプセルトイシリーズは1/24モンキー・ゴリラシリーズ(全5種)に続いて、6月に1/32ホンダスーパーカブコレクション(スタンダード・ベージュ、荷台付き・ペールブルー、スタンダード・イエロー、スタンダード・ペールグリーン岡持ちバージョン・ブルー)と、7月に1/24モトコンポコレクション(全5種)を発売。各300円(税込)。モトコンポシリーズはハンドルを外して蓋を閉じた状態にも変身できる。
ハセガワからは1/10スケールのBMWR75/5も新パッケージで5月に限定生産。ホイール、フロントフォークはシルバーメッキ、ゴム製タイヤにリアサスペンションはスプリング付き。子持ちラインはデカールで再現できる。3400円(税抜)。
ハイクオリティな1/12スケールの完成品バイクシリーズをリリースするTMS MODELからは、好評発売中のDUCATI 1299PanigaleSに続くニューモデルを予告。全て価格は未定。Kawasaki GPZ900R トップガン マーベリック。
Kawasaki GPZ900R ライムグリーン。
HONDA CB1100RD。
ドゥカティスクランブラー(試作品)。
エフトイズからは、半完成品の1/24スケールビンテージバイクキットの第5弾はヤマハRZ250/350。1980年RZ250(ニューパールホワイト)、1980年RZ250(ニューヤマハブラック)、1981年RZ350、1982年RZ250(豪州仕様)、1982年RZ250(YSP)、1982年RZ350(豪州仕様)の全6種を7月に発売。各750円(税別)。
細部まできっちり表現した完成品で評価の高いエブロのースには、無限のマン島に参戦した電動レーサー、神電六(しんでん ろく)が参考出品された。詳細は不明だが定評あるエブロだけに、楽しみな一台。ちなみに初代神電の実物についてはこちらでどうぞ。
おまたせいたしました! 待望の新作はYZF-R1M・タミヤ
昨年1/6ビッグスケールのアフリカツインでびっくりさせたタミヤ、今年もやってくれました。新作は1/12オートバイシリーズのNo.132、ヤマハスーパースポーツのフラッグシップYZF-R1Mの最新2018年モデル。実車のコンパクトかつみっちりとした作り込みを見事に再現。パーツ点数も多めで、完成したモデルを持てば同スケールのモデルに比べ、ずっしり感が伝わってくる。カウルはビス留めなので完成後の取り外しも可能。今夏発売予定。価格未定。
パーツ点数が多くても安心のタミヤクオリティで、きっちりと組み立てられるのは言うまでもない。ディティールアップパーツのフロントフォークセットは、ゴールドアルマイト仕上げのアウターチューブ、リザーバータンク、フォークトップにブラックアルマイト仕様のアウターチューブで今夏頃に発売予定。
今となってはなつかしさを感じる初代のYZF-R1。タミヤからは登場時に1/12オートバーシリーズNo.73(2700円税込)で発売されている。今でも入手可能なのでこの機会に作り比べてみるのも楽しい。
組み立て塗装済みのマスターワークコレクションには1/12ドゥカティ1199パニガーレSトリコローレが7月に発売。14800円(税別)。
キャラクターものとは無縁なイメージのタミヤから、小学館ビッグコミック50周年特別企画のコラボでなんとあの空母「いぶき」が1/700スケールで登場。5月発売。3900円。
ちなみに同梱される艦載機はF35JBではなく戦闘機が10機、SH60Kではなく哨戒ヘリコプターが4機。ヘリコプター牽引車4台、牽引車4台、艦載機救難作業車4台。
番外編・ついに1/1スケールが登場!?
会場の奥の方で突然目に入ってきたのは、なんと1/1のアメリカ陸軍の自走対空機銃M16スカイークリーナーとドイツの水陸両用車シュビムワーゲン。タミヤの1/35MMシリーズでおなじみの両車だけに、なつかしいなあと思った方も多い(はず)。ついに1/1で発売かと思ったら、さすがにそうではなく、軍用車やバス、トラックなどの詳細な資料写真集でおなじみカマドが、ほぼ鉄くずからレストアした実物でした。普段見る機会はまずないので、好きな人にはたまらない、そうでもない人でもおどろく展示。次回もお願いします!
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第57回全日本模型ホビーショー(2017年)|第57回静岡ホビーショー(2018年)|
第58回全日本模型ホビーショー(2018年)]