(2011.5.13更新)
※写真をクリックすると大きなサイズになります。初夏の陽気を思わせる爽やかな晴天の週末
じきやってくる梅雨の前に
ちょいと伊豆でも走りにいくか
マスでもソロでも、気軽にワインディングを堪能でき
ツーリングで訪れる頻度の高い「伊豆スカイライン」
今更、何を当たり前な事言ってるかって、突っ込まれそうだが…
今一度考えていただきたいのである
みんな、昨年からにわかに噂されてきた「二輪締め出し」の危機を忘れていないかい?
このコラムで何度か書かせてもらったし、他社の誌面でもあちこち取り上げられた事は記憶に新しいはず。
管轄する大仁警察署や交通安全協会、道路公社の甚大な協力のもと他県では例を見ない民官一体となった
「伊豆スカイラインライダー事故ゼロ作戦」のイベントも数回開催してきた
地元有志が集まりマナーを守って走ろう、のビラ配りもした
その成果もあってか昨年は一気に事故が減ったのだ
奥多摩の解除だって絡んでんだぜ!!
しかし、残念ながら
今年4月に入ってからいきなり事故が急増してしまった
人身事故では対向バイクとの衝突の多さが目の当たりになっている
スピードの出し過ぎでラインオーバー
転倒して対向車線にスライディング
カーブでインに入りすぎてタイヤはイン側だが体は対向にはみ出し
自分はちゃんと走っていても
もし対向車線からそんなバイクが目の前に尋常じゃないスピードですっ飛んで来たら
大半のライダーは避けられるかどうか自信がないはず
まったくもって巻き込まれたくない話だ
しかし、実際にそういう事故が起きているのだよ
何故か?
サーキットもどきの走行を未だに堂々と行っている輩がいるからだ
更にバイクは不安定な乗り物ゆえに
普通に走ってたって路面状況によってはスッ転びかねないってのに
観光シーズン到来で四輪が怪しい動き(脇見運転や急停車)をする中で
自分は事故らない自信があるのだろうか
事故は予測不可能
だからあらゆる事態を想定して走らなくてはならぬのだが
喉元過ぎればなんとやらなのか、それとも余程運転技術に自信があるのか
マナーをわきまえず傍若無人に走る輩が、悲しいことにまた増えてきたのだ
そして結果事故が多発し、二輪追い出しという最悪の事態に追い込まれてしまいかねない
一部のマナー違反者によって走れなくなってもいいのか!?
一度規制がかかったら解除されることなんてないのだよ!!
(事故が増えたら二輪通行止めになるって言ったじゃん!)
善意でもない、いい恰好しぃでもない
単純に伊豆スカを走れなくなったら嫌だから一人でも多くのライダーに知ってもらうべく
亀石PAでこの危機に関するビラを撒いている
伊豆在住のジャーナリスト・KAZU中西を隊長とした「ZERO小隊」
大仁署の許可申請を受けて活動している証の腕章
そしてGWは愛車に張り紙して亀石PAで賛同を求めた
ビラをもらってくれた方々、ありがとうでした!
少々話は前後するが
この今年に入ってからの事故急増により
GW前の4月24日、地元大仁警察署が緊急に「伊豆スカ事故ゼロ作・第6弾」を行った
毎回、宮城 光氏がわざわざ東京から駆けつけ
この伊豆スカの危機を守るのはライダー個人の意識でしかない、と力説してくれます
ありがたい話にみな聞き入ってます
二輪通行に規制がかからなければ
次回は7月ごろに開催予定だそうです(ツーリングがてら是非足を運んでみては?)
伊豆スカから二輪が追い出されない為にも
この危機をすべてのライダーに今一度考えていただきたい所存です
伊豆スカを筆頭に各地で二輪締め出しの流れになるやもと危惧しております
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