2015年10月6日 

■ヤマハがブラジルの150ccクラスに、新型「FACTOR150」を投入

 ヤマハは、エタノール混合燃料対応の“Blue Flex”※1 仕様の150ccエンジンを、骨太感と躍動感が調和する斬新なボディに搭載した新型ストリートモデル「FACTOR150」を2015年10月からブラジル市場で発売すると発表した。
 
 この「FACTOR150」は、“質実剛健・パワフルコミューター”をコンセプトに開発、主な特徴は、1)新排ガス規制※2 適合の149cm3 FI (電子制御式燃料噴射装置)エンジン(現行「FACTOR125」比で約13%燃費向上※3)、2)軽量126kgボディ、3)タンデム居住性に配慮したダブルシート、4)引きしまった力強さをもつ新デザインのボディなど。

 
 ヤマハによれば、ブラジルの二輪車市場は143万台の規模(2014年)があり、そのうち42%となる約60万台を150ccモデルが占め、ブラジル最大需要層となっているという。ヤマハでは、この人気の150ccストリートモデルカテゴリーに、2013年に「YS150 FAZER BlueFlex」を導入している。今回の「FACTOR150」はこれに続くブラジル向け150ccストリートモデルの第2弾。上級志向のユーザー中心に支持されている「YS150 FAZER BlueFlex」に加え、「FACTOR150」は、さらなる燃費性能やアグレッシブなデザイン、手頃な価格を望む声に応えたモデルとして開発された。ヤマハでは、このモデルの投入によりブラジル市場での販売拡大を目指すとしている。製造・販売はヤマハのグループ会社、Yamaha Motor da Amazonia Ltda.が担当する。ちなみに現地価格は、スポークホイールモデルで7,390ブラジル・レアル(約22万8千円)。
 
※1 ガソリンとエタノール、またはそれらを混合した燃料で走行できる機能を、ヤマハでは“Blue Flex(ブルーフレックス)”と名づけ商標登録している。
※2 2016年1月施行のPromot4(ブラジル新排出ガス規制)
※3 社内テスト値
 
■ヤマハ http://www.yamaha-motor.co.jp/