|
YAMAHA スポーツ350RX(278)
|
|
350R3に変わって登場したミドルクラスのニューモデルは、スポーティに大変身。市販レーサーTD2のエンジンをベースに新たに設計されたフルサイズ350のショートストローク5ポートエンジンを、TD2と同タイプのフレームに搭載した市販レーサーレプリカ。3月の登場時の名称はスポーツ350RXだったが、9月のカラー変更時にRX350に変更された。最高速度170km/h、ゼロヨン13.8秒。
|
●エンジン:空冷2ストローク2気筒●総排気量(内径×行程):347cc(64×54mm)●最高出力:36ps/7000rpm●最大トルク:3.87kg-m/6500rpm●変速機:5段リターン●全長×全幅×全高:2040×835×1085mm●軸距離:1320mm●車両重量:141kg●タイヤ前・後︰3.00-18・3.50-18●発売当時価格:209,000円
|
|
|
|
SUZUKI T500(Ⅲ)
|
|
3月にタンク、サイドカバー、メーター、シート、ハンドルグリップ、タイヤなどを変更してマイナーチェンジ。珍しいタンク上部に付けられたキャリアも標準装備品。
|
|
●エンジン:空冷2ストローク2気筒●総排気量(内径×行程):492cc(70×64mm)●最高出力:47ps/6500rpm●最大トルク:5.5kg-m/6000rpm●変速機:5段リターン●全長×全幅×全高:2195×880×1105mm●軸距離:1455mm●乾燥重量:176kg●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18●発売当時価格:278,000円
|
|
|
|
Kawasaki 350-A7スペシャル(A7B)
|
|
1969年の東京モーターショーでお披露目されたモデルチェンジ版は、マッハシリーズを意識した外装系に一新されると共に、ヘッドライトやメーター取り付け位置を高めにして見た目の車格感もアップさせている。車体色はパールキャンディーブルーのみ。
|
|
●エンジン:空冷2ストローク2気筒●総排気量(内径×行程):338cc(62×56mm)●最高出力:42ps/8000rpm●最大トルク:4kg-m/7000rpm●変速機:5段リターン●全長×全幅×全高:2010×810×1105mm●軸距離:1295mm●車両重量:149kg●タイヤ前・後︰3.25-18・3.50-18●発売当時価格:230,000円
|
|
|
|
SUZUKI
T350(Ⅱ)
|
|
3月にヘッドライトの小型化、ハンドル周りの改良、赤いリボン付きのタイヤでマイナーチェンジ。
|
|
●エンジン:空冷2ストローク2気筒●総排気量(内径×行程):315cc(61×54mm)●最高出力:33.5ps/8000rpm●最大トルク:3.13kg-m/7000rpm●変速機:6段リターン●全長×全幅×全高:1990×870×1070mm●軸距離:1290mm●乾燥重量:141kg●タイヤ前・後︰3.00-18・3.25-18●発売当時価格:205,000円
|
|
SUZUKI GT750
|
|
T500で先鞭を付けたBIG2スト路線で、CB750FOURに真っ向勝負を挑むべく開発された国産市販車初の水冷エンジン搭載車。1970年の東京モーターショーでプロトタイプが発表され発売が待ち望まれたが、さらに耐久性、信頼性を向上させるためテストを積み重ね、発売開始は翌年9月となった。その成果で「ラジエターの電動ファンが回ったのは酷い渋滞のバンコクのみ」という有名な逸話を残した。ピーキーなイメージの強いBIG2ストだが、中低速トルクを重視したセッティングにより、ツーリングユースにも向いた性格であり、大きな車格と水冷エンジンからウオーターバッファロー(水牛)の愛称で親しまれた。車体色はパール系のキャンディーイエローオーカー、キャンディージャッカルブルー、キャンディーブライトレッドの3色。
|
●エンジン:水冷2ストローク3気筒●総排気量(内径×行程):738.9cc(70×64mm)●最高出力:67ps/6500rpm●最大トルク:7.7kg-m/5500rpm●変速機:5段リターン●全長×全幅×全高:2215×865×1125mm●軸距離:1470mm●乾燥重量:214kg●タイヤ前・後︰3.25-19・4.00-18●発売当時価格:385,000円
|
|
|
|
Kawasaki
750-SS(H2)
|
|
「量産車で世界最高の加速性能を発揮」を目標に開発されたSSシリーズのフラッグシップ、通称マッハⅣ。単なる500-SSのボアアップ版ではなく、クランクシャフトをはじめ各所が専用設計となった。500で問題となったCDIは、各気筒を独立させた3回路マグネット式CDIによりディストリビューターを廃止、各気筒ごとの点火時期調整が可能となり、信頼性、耐久性が向上した。国内では1971年11月からゴールドが発売され、当初はブルーのみであった輸出仕様も後にゴールドが追加された。
|
●エンジン型式:空冷2ストローク3気筒●総排気量(内径×行程):748cc(71×63mm)●最高出力:74ps/6800rpm●最大トルク: 7.9kg-m/6500rpm●変速機:5段リターン●全高×全幅×全長:2080×850×1145mm●軸距離:1410mm●乾燥重量:192kg●タイヤ前・後:3.25-19・4.00-18●発売当時価格:365,000円
|
|
|
|
Kawasaki
350-SS(S2)
|
|
A7に代わり、3気筒マッハシリーズのミドルモデルとして「40年間お待たせ致しました。ウシロまで気を配ったクルマ。はじめて。テールアップGT」「にっぽんの高速GT」などのキャッチコピーと共に1971年4月に登場。海外ではマッハⅡの愛称で呼ばれた。ほとんどないような短いリアフェンダーにアップハンドルが国内、北米仕様で、欧州仕様はロングリアフェンダーに全高50mm、全幅が60mm低く短いフラットバーハンドルを装備した。車体色は国内、海外共にレインボーと呼ばれるグラフィックにレッドとホワイトの2色。
|
●エンジン型式:空冷2ストローク3気筒●総排気量(内径×行程):346cc(53×52.3mm)●最高出力:45ps/8000rpm●最大トルク:4.25kg-m/7000rpm●変速機:5段リターン●全高×全幅×全長:2010×820×1095mm●軸距離:1330mm●乾燥重量:149.5kg●タイヤ前・後:3.25-18・3.50-18●発売当時価格:228,000円
|
|
|
|
SUZUKI GT350
|
|
シリンダーヘッドの形状など細部が改良されたGT250のモデルチェンジに合わせて登場したT350の後継モデル。T350と同様にGT250のボアを7mmアップした兄弟モデルで、GT750の誕生に合わせ、500とともに車名がGTに変更された。携帯式の空気入れをフレームの後部右側に標準装備している。
|
●エンジン:空冷2ストローク2気筒●総排気量(内径×行程):315cc(61×54mm)●最高出力:33.5ps/8000rpm●最大トルク:3.13kg-m/7500rpm●変速機:6段リターン●全長×全幅×全高:2030×870×1130mm●軸距離:1300mm●車両重量:154kg●タイヤ前・後︰3.00-18・3.50-18●発売当時価格:205,000円
|
|
YAMAHA スポーツRX350(278)
|
|
SUZUKI GT500
|
|
|
|
カラーリングを変更。写真のキャンディオレンジの他、赤みの強いマンダリンオレンジもラインアップされた。
|
|
T500の最終型。2月にカラーリングが変更され、車名も変更となったが基本的構造の変更はなし。
|