スーパーチャージャーはガスタービン、機械カンパニー、航空宇宙カンパニー、技術開発本部の協働による完全自社設計。エアロダイナミクスを追及した車体設計には航空宇宙カンパニーの技術が、塗装は特別に開発された鏡面塗装など川崎重工の技術を集結したスーパーモンスターマシン。その証がフロントに輝くリバーマーク。これは川崎重工の前身である川崎築地造船所が1870年代、所有した船舶に掲げた旗印で川の字がモチーフとなっている。現在は川崎重工グループのシンボルで社章などに使われる由緒あるもので、製品への使用には厳格な制限が掛けられている。車名のNinjaH2の由来だがNinjaは言うまでもないないカワサキスポーツモデルの代名詞、H2はかつて強烈な加速感で世界を圧倒したマッハシリーズのフラッグシップ、1971年に生産された750SS(H2)に由来する。H2Rはサーキット仕様で、最高出力は二輪市販車としては史上最強の300馬力。さらにフレームがアルミツインチューブではなく、見た目も華奢な鋼管トレリスフレームだというのも驚く。これがカワサキテクノロジー。価格も日本円で約500万円ほどらしいが、内容を考えればむしろ安い? 残念ながら輸出専用。詳細はこちらで。
●エンジン型式:水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ+カワサキスーパーチャージャー●総排気量(内径×行程):998cm3(76.0×55.0mm)●最高出力:300ps/-rpm●最大トルク:-kg-m/-rpm●圧縮比:8.3●変速機:6速リターン●全長×全幅×全高:2070×770×1160mm●軸距離:1,50mm●車両重量:216kg●燃料タンク容量:17L●タイヤ前・後:120/60OR17・190/65OR17●車体色:ミラーコートブラック
|