2014年10月30日
■ケーシーが再び日本でMotoGPマシンをテスト、再来年のミシュランも試す
ロードレースの世界最高峰・MotoGPクラスで2度のワールド・タイトル(2007・2011年)を獲得しているオーストラリア出身のライダー、ケーシー・ストーナー。ご承知の通り、彼は2012年シーズンをもって二輪レース界から引退してしまっている。
しかしまだ若く(現在29歳)、溢れる才能を惜しむ声は多い。そんなこともあり、ホンダは昨年MotoGPマシンの開発テストにケーシーを起用。彼は多くのデータや開発のヒントをフィードバックしている。
そしてほぼ1年ぶりにケーシーは好天に恵まれたツインリンクもてぎでMotoGPマシンのテストに参加。ホンダ・レーシング(HRC)と共に2日間仕事を行った。
今回、ライディングしたのは2015年型プロトタイプのRC213V。エンジン開発に加え、ブリヂストンのタイヤ、様々なセットアップのテストを行う。また、2016年シーズンより採用されるミシュラン・タイヤでの走行も実施するなど、テストは順調だった模様だ。
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ケーシー・ストーナーのコメント
「一年ぶりの二輪マシンでしたので、慣れるのに少し時間を要しました。しかし、すべてが気持ちよかったですし、マシンに慣れてからはすぐに調子を取り戻せたので、HRCの計画したテストプログラムに取りかかりました。1日目はすごく快調で、2015年型プロトタイプでマルク(・マルケス)とダニ(・ペドロサ)のセットアップを試し、分析しました。興味深い違いが見つかり、有益なデータが得られたと思います。また、エンジンの改良や、新しいアイテムのテスト、2016年に向けたミシュランタイヤのテストも実施しました。すべてがポジティブな2日間でしたし、たくさん周回できました」