<第4戦鈴鹿 レース1>
日本人が優勝を分け合った第3戦から3週間後、鈴鹿サーキットで第4戦が開催されました。
アジアロードレース選手権は、全チームのバイク、用品全てをコンテナに詰め込んで船で運んでくるのですが、昨年は鈴鹿~オートポリス間をコンテナを陸送したら国内で莫大な輸送費がかかってしまったらしく、今年は海から出直し開催。
アジア諸国の大半でライブ中継されているアジアロードレース選手権ですが、なんと鈴鹿サーキットでの観戦料金はタダ! 遊園地の入場料でパドックまでOKの太っ腹でした。
鈴鹿サーキットは、藤原克昭選手、玉田誠選手、ザムリ選手、ザクワン選手など7月末に開催された鈴鹿8時間耐久ロードレースで走り慣れているコースですが、アレは1000cc。アジア選手権の600ccで走るのとは全然違います。それぞれトップライダーの話をきくと、鈴鹿の攻略に苦労している様子もチラホラ。
決勝当日の鈴鹿は快晴、気温は「8耐か?」っていうくらいの真夏の暑さのなか、レース1がスタートしました。
今回注目は初ポールの伊藤勇樹選手。若手、23歳のイケメンライダーです。スタートから勢いよく、その後はザクワン選手、玉田選手、藤原選手、小山選手、岩田選手とトップ集団になりました。
集団になると強いのはレース経験値の高い藤原克昭選手と玉田誠選手の2人。集団のなかでのポジション、かわし方、レース運びが上手いです!
レースが動いたのは終盤。最終ラップの藤原選手、玉田選手の攻防戦で、藤原選手がしっかりとインを抑えて勝利! 貫禄の今季2勝目、玉田選手は2位、3位には小山選手が入りました。
藤原選手、千葉や地元から沢山の応援団が駆けつけてくれ、大漁旗まで用意されての盛り上げっぷりはさすがアジアのスターの貫禄!
表彰台ですが、藤原選手の顔が真っ赤です。レース1は思ったより気温があがり、レース後の選手は熱中症の1歩手前くらいの疲労度でした。