2008年、「進化するアルティメットスポーツ」をコンセプトに初のフルモデルチェンジ。スタイリングは、どこから見ても、誰が見ても「ハヤブサ」だと解る特徴的な従来のイメージを上手く踏襲しながら、さらなるエアロダイナミクスを追求。フェアリングの形状はややワイド化され、ライダーにかかる風圧を低減している。エンジンはストロークを2mmアップし排気量を1340ccに拡大し、最高出力197ps、最大トルク15.8kg-mとパワーアップを果たし、新たに装備されたS-DMS(スズキ・ドライブ・モード・セレクター)は、エンジンコントロールマップの選択が可能で、走行シーンに合わせたパワー特性を選べる。以降、2009年から2012年までは車体色の変更のみが行なわれた。また、同系エンジンを搭載した近未来スタイルのネイキッドモデルB-KINGも製作され、大きな話題となったが、ハイパワーモデルにはフルカウルが好まれる海外では販売数に結びつかず、残念ながら一代限りで消えていった。もし、国内販売されていたら歴史は変わったかもしれない。。

第二世代となって初のマイナーチェンジ。フロントブレーキキャリパーがブレンボのモノブロックに変更され、ABSも新たに装備された。諸元上の数値に変更はない。

2014年2月10日に国内仕様が登場。従来の国内仕様はフルパワーの輸出仕様と比べて一枚格下イメージが否めなかったが、パワー、トルクはもちろん、ほぼ欧州仕様と同等（国内仕様には180kn/hリミッター装着）であり、さらに量産車としては初めてETCを標準装備している。

詳細は新車プロファイル2014で。国内仕様のインプレッションはこちらで。輸出仕様(RL4)もカラーは同じ。※写真はすべて国内仕様。