2014年2月10日
■ホンダが2014年のモータースポーツ活動を発表、世界モトクロス&トライアルがワークス参戦に!
創業以来、レース活動を“原動力”として取り組み、技術を磨くことで成長してきたホンダ。モータースポーツ活動はチャレンジングスピリットの象徴であり、今年も国内外様々なカテゴリーのモータースポーツに参戦する。その概要が2月7日、東京・青山の本田技研本社にて二輪四輪合同で発表された。
昨年は三冠(ライダー、コンストラクター、チーム)を獲得したFIMロードレース世界選手権・最高峰のMotoGPクラスには、ワークスチーム「レプソル・ホンダ・チーム」から史上最年少チャンピオンを獲得したマルク・マルケス、ランキング3位のダニ・ペドロサの2名が参戦。マシンは戦闘力を向上させた2014年型RC213Vだ。サテライトチーム「ゴー・アンド・ファン・ホンダ・グレッシーニ」からアルバロ・バウティスタ、「LCRホンダ・モトGP」からステファン・ブラドルという布陣に変更はない。一方、昨シーズンまでのCRTに変わる「オープンカテゴリー」に参戦するチームには市販レーサー・RCV1000Rを供給。青山博一、ニッキー・ヘイデン、カレル・アブラハム、スコット・レディングがライディングする。
ホンダが唯一のオフィシャルエンジンサプライヤーとなるMoto2クラスには、元ホンダ・ワークスライダーの岡田忠之率いる「イデミツ・ホンダ・チーム・アジア」から、同クラス3年目となる中上貴晶、アジアロードレース選手権SS600チャンピオンのアズラン・シャー・カマルザマンによる2台体制で参戦。Moto3クラスは参戦する3チーム6ライダーに対し、新開発マシンの供給とテクニカルサポートを行う。
市販車の“世界最速決定戦”ことFIMスーパーバイク世界選手権シリーズには、欧州現地法人から「ホンダ・ワールド・スーパーバイク・チーム」として参戦。ライダーは昨年に引き続きジョナサン・レイ、レオン・ハスラムの2台体制で挑戦。CBR1000RRで戦う。
FIMモトクロス選手権シリーズの最高峰・MXGP(旧MX1)には今シーズンより「チームHRC」としてワークス参戦することとなった。ライダーはイブジェニー・バブリシェフとマキシミリアン・ナグルを起用。マシンは新開発のCRF450RWが投入される。
MFJ全日本モトクロスは引き続き「チームHRC」がワークス参戦。IA1クラスは昨年ランキング1-2位となった成田 亮と小方 誠という最強の布陣、IA2クラスは田中雅己に加え、昨シーズンチャンピオンとなった冨田俊樹という2名体制となった。
FIMトライアル世界選手権シリーズは昨年までのスペイン現地法人からの参戦に変わり、今年より「レプソル・ホンダ・チーム」としてワークス参戦。7年連続チャンピオンのトニー・ボウと藤波貴久というライダーに変更はなく、9年連続コンストラクターズタイトルの獲得を目指す。尚、全日本トライアル選手権シリーズでは、HRCサービスショップに所属する参戦チームのサポートを行う。
尚、MFJ全日本ロードレース選手権、MFJ全日本モトクロス選手権には、ホンダモーターサイクルジャパンが本田技研工業、ホンダ・レーシング(HRC)、本田技術研究所二輪R&Dセンターと協力し、ホンダ車を使用するライダーを対象にマシンセッティングやライディングテクニックなどをアドバイスする「ホンダ・レーシングサーキットサービス」を実施。レース活動をサポートする。
その他カテゴリーの詳しい体制、四輪はコチラにて。