KX450F 879,000円(7月10日発売)
★カワサキ KX450F 車両解説
各部の熟成で戦力アップの2014年モデルKX450Fを発売
2011年の7月にマイナーチェンジが行われたカワサキ4ストロークモトクロッサーの頂上モデルKX450F。よりセッティングの幅を持たせることが可能となるF.I.制御マップの変更をカプラーオンで可能としたほか、スタート時に設定できるローンチコントロールモードを採用。ハード面ではエキゾーストパイプのテーパー形状変更、吸気カムシャフト形状の変更、ピストン形状の変更など細かい部分までさまざまな熟成が行なわれた。車体周りもフレームの剛性見直しやハンドルマウントの位置変更など戦闘力アップの変更部分を受けている。2013年モデルでもさらに改良が行われた。量産市販モトクロッサー初採用のニューマチックスプリングフォークやプッシュロッドタイプのマスターシリンダーの採用など、優れた作動性と扱いやすさの向上がポイントだった。
今回の2014年モデルでは、新採用というのは新素材のハンドルグリップ程度で、あとはシステム全体の熟成が図られたモデルチェンジとなった。
★KAWASAKI プレスリリースより (2013年6月18日)
2014年モデル KX450F 新発売のご案内
- モデル情報
- 車名(通称名) KX450F
- モデルイヤー 2014
- マーケットコード KX450FEF
- 型式 KX450F
- 発売予定日 2013年7月10日
- メーカー希望小売価格 879,000円
- (本体価格837,143円、消費税41,857円)
- カラー(カラーコード) ライムグリーン (LIM)
- ■KX450Fは公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。
- 【KX450F】
KXの設計理念は、「中級レベルのライダーからエキスパートライダーまで、表彰台の頂点に立たせる」というシンプルなもの。 その設計概念は、KXブランドをこの世に送り出し40年経った今でも揺るぎません。 31度に及ぶAMAのタイトル獲得の事実は、どのメーカーをも凌駕するKXの真の実力を証明。 そしてKX450Fはまさに、その理念を実現するためのマシンであると言えます。 勝利の鍵となる高性能エンジン、シャーシを搭載したKX450Fは、その圧倒的なパフォーマンスに加え、 最先端テクノロジーや業界初採用の機構を搭載し、ライダーにならなる優位性をもたらしてくれるでしょう。
- ■主な特長
- ・メインスプリングに替えて空気圧を使用するニューマチックスプリングフォークを熟成。
- ・全回転域での優位性を誇るエンジン性能を向上。
- ・カプラー交換のみで簡単に3種類のマップから選択ができるDFIカプラーを採用。
- ・ファクトリー仕様の「ローンチコントロールモード」は滑りやすい路面で最大限のトラクションを得て、最高のスタートを切るシステムを搭載。
- ・ハンドルマウント位置、ハンドルホルダーを変更することで4つのハンドルポジションを選択可能。
- ・2つのポジションが選択できるアジャスタブルステップを採用。
- ・オプショナルパーツとしてKX FIキャリブレーションキットを用意。
- ・新ユニトラック リアサスペンションの採用。スイングアーム下にリンケージマウントを設置、またデュアル圧縮機能を設け、高精度なサスペンションセッティングを可能とした。シリンダータンクにはカシマコートを採用し作動性の向上を図り、乗心地の向上と減衰性能、踏破性能の向上。
- ・Renthal製のハンドルバーを採用し、ハンドルグリップには新素材を採用し握りやすさを向上。
★主要諸元
車名型式 | - | |
---|---|---|
KX450F | ||
発売日 | 2013年7月10日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.180×0.820×1.275 | |
軸距(m) | 1.480 | |
最低地上高(m) | 0.330 | |
シート高(m) | 0.955 | |
車両重量(kg) | 112.5 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L) | - | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | - | |
エンジン型式 | - | |
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 449 | |
内径×行程(mm) | 96.0×62.1 | |
圧縮比 | 12.5 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | - | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | - | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション KEIHIN φ43mm | |
始動方式 | プライマリーキック式 | |
点火方式 | デジタルDC-CDI | |
潤滑油方式 | セミ・ドライサンプ | |
潤滑油容量(L) | 1.2 | |
燃料タンク容量(L) | 6.2 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 1.750 |
2速 | 1.412 | |
3速 | 1.188 | |
4速 | 1.000 | |
5速 | 0.875 | |
減速比1次/2次 | 2.727/3.846 | |
キャスター(度) | 26.9° | |
トレール(mm) | 113 | |
タイヤサイズ | 前 | 80/100-21 51M |
後 | 120/80-19 63M | |
ブレーキ形式 | 前 | φ252mmシングルディスク |
後 | φ240mmシングルディスク | |
懸架方式 | 前 | φ48mm倒立テレスコピック式 |
後 | スイングアーム(ニューユニ・トラック) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |