2013年5月28日
■“技術は人のために”の精神で歩行訓練者のリハビリをアシスト
“より多くの人に移動する喜びを提案”するため、1999年から「歩行アシスト」の研究を始めたホンダ。ASIMOと同様に進化を重ね、現在はより楽な歩行が可能に。また、独自開発の薄型モーターと制御システム、シンプルなベルト着用式の採用などによって、小型・軽量化(2.6kg以下)を達成。装着時の負担を軽減し、様々な体格の人が使えるようになっているという。
そこでホンダは実用性の検証を目的に、歩行リハビリテーションに取り組む病院を対象に、歩行アシスト100台(Mサイズ1台、Lサイズ1台の50セット)をモニター使用として有償で貸し出すこととなった。広くモニターを募り、100台を貸し出すことで実務の現場から様々な意見を集約し、さらなる製品の使いやすさや機能の強化を図っていく。
また、“技術は人のために”という創業の精神に基づき、人に役立つ製品の実用化に向けて積極的に取り組んでいくという。