VT750S 749,700円(3月30日発売)

★ホンダ VT750S 車両解説

より多くのユーザーに大型二輪を
開発コンセプトは『カジュアル・ロードスター』

「ナナハンだから75万円弱」なにやら某社のモデルに対抗するかのような価格設定だが、それはともかく“ヨンヒャク”や“ナナハン”というクラス分けが実質的にはほとんど意味を成さなくなって久しい。それでもバイク需要の最大のターゲットとなったオジサン世代にはまだまだ意味のある格別な響きなのも確かだ。ナナハン・ロードスター誕生。

より多くのユーザーに大型二輪を、開発コンセプトは『カジュアル・ロードスター』のVT750S。ヘビーグレーメタリック。
より多くのユーザーに大型二輪を、開発コンセプトは『カジュアル・ロードスター』のVT750S。パールフェイドレスホワイト。
シンプルでカジュアル。メーター周りもご覧の通りのシンプルさ。ホンダ独自の盗難抑止装置、H・I・S・S(ホンダ・イグニッション・セキュリティ・システム)を標準装備。ヘッドライトは60W/55Wのハロゲンタイプ。
サイドカバーの中。車体右側にはフューエルインジェクションのポンプユニット。左側にはフューズボックス、工具入れ、そしてカバー内側に書類をセット。
左側にはフューズボックス、工具入れ、そしてカバー内側に書類をセット。
容量10リットルのディアドロップ型フューエルタンクから続くシンプルでスリムなダブルシート。シートレール下にヘルメットホルダーと両サイドに荷掛けフックを装備。

★HONDA プレスリリースより (2010年3月18日)

鼓動感あふれるV型2気筒エンジン搭載のロードスポーツモデル「VT750S」を新発売

Hondaは、スリムでコンパクトな車体に、鼓動感あふれる水冷・4ストローク・V型2気筒750ccエンジンを搭載したロードスポーツモデル「VT750S」を3月30日(火)に発売する。

VT750Sは、「カジュアル・ロードスター」を開発のコンセプトに掲げ、より多くのお客様に大型二輪車に親しんでいただくことを目的に開発。

エンジンは、力強く鼓動感あふれる水冷・4ストローク・V型2気筒750ccを搭載。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI※)の採用などにより、上質な走りを実現している。また、エンジンの外観はブラックを基調に、シリンダーヘッドカバーにはクロームメッキを施し、V型2気筒エンジンの逞しさと美しい造形を際立たせている。

車体は、剛性に優れながらスリムでコンパクトなサイズのダブルクレードルフレームを採用。750mmの低いシート高によって優れた足着き性を実現し、取り回しやすく安心感のある車体サイズとしている。スポークタイプのホイールは、フロントに19インチを、リアに16インチを採用し、安定感のある走りを実現している。

スタイリングは、一つひとつのパーツの質感を高めながら、シンプルでカジュアルなイメージでまとめている。さらに、流麗なティアドロップ型のフューエルタンクや、ブラックでまとめた逞しいエンジン、デュアルテーパードマフラーなどにより、躍動感と存在感を際立たせている。

750ccクラスのスポーツモデルは、ロードスタータイプのVT750S、クルーザータイプのシャドウ<750>、シャドウ ファントム<750>の合計3車種のラインアップとすることで、幅広いユーザーの嗜好に応えられるものとしている。

※1 PGM-FI(Programmed Fuel Injection System)は、Hondaの登録商標です

●販売計画台数(国内・年間)
600台
●メーカー希望小売価格
749,700円(消費税抜き本体価格 714,000円)
=VT750Sの主な特長=
●鼓動感にあふれた美しい造形のV型2気筒エンジン
エンジンは、シャドウ<750>に搭載し好評を得ている水冷・4ストローク・V型2気筒745cm3を搭載。Vツインエンジンならではの力強く鼓動感あふれる出力特性としている。また、PGM-FIの採用などで、スムーズで上質な走りを実現している。さらに、クランクケースとシリンダーをマットブラックに仕上げるとともに、シリンダーヘッドカバーにクロームメッキを施すことで、Vツインエンジンの造形の美しさと逞しさを際立たせている。クロームメッキ仕上げのデュアルテーパードマフラー内には、それぞれ触媒装置(キャタライザー)を装備することで、排出ガスのクリーン化を図っている。
●市街地での取り回しに優れた車体
フレームは、剛性に優れながらスリムでコンパクトな車体サイズを実現するダブルクレードルフレームを採用。ホイールサイズは、フロントは19インチ、リアは16インチとし、路面追従性に優れた前・後サスペンションの採用と相まって、軽快で安定感のある走りを可能としている。750mmの低いシート高により優れた足着き性を実現するとともに、アップライトでフラットな幅広ハンドルの採用により、ゆったりとしたライディングポジションとしている。取り回しに優れた車体は、力強く扱いやすいVツインエンジンと相まって、市街地走行からツーリングまで幅広い用途で、安心感の高い走行フィーリングを実現している。
●シンプルでカジュアルなスタイリング
スタイリングは、「カジュアル・ロードスター」のコンセプトに基づき、一つひとつのパーツの質感を高めながら、親しみやすいシンプルでカジュアルなイメージでまとめている。容量10Lの流麗なティアドロップ型のフューエルタンクからスリムなダブルシートにかけては、流れるようなラインで構成。ブラックにまとめることで逞しさを強調したVツインエンジンと、クロームメッキ加工のデュアルテーパードマフラーは、躍動感と存在感を際立たせている。
●その他の装備
・盗難抑止装置は、Honda独自技術のH・I・S
・視認性と被視認性に優れた60W/55Wのハロゲンヘッドライトを採用。
●車体色
車体色は、精悍でシャープなイメージのヘビーグレーメタリックと、洗練された柔らかいイメージのパールフェイドレスホワイトの2色を設定している。

★主要諸元

車名型式 EBL-RC58
VT750S
発売日 2010年3月30日
全長×全幅×全高(m) 2.295×0.870×1.135
軸距(m) 1.560
最低地上高(m) 0.155
シート高(m) 0.750
車両重量(kg) 232
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 36.0(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転小半径(m) 3.2
エンジン型式 RC58E
水冷4ストロークV型2気筒SOHC3バルブ
総排気量(cm3) 745
内径×行程(mm) 79.0×76.0
圧縮比 9.6
最高出力(kW[PS]/rpm) 31[42]/5,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 59[6.0]/3,500
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) -
燃料タンク容量(L) 10
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 3.166
2速 2.000

3速 1.500
4速 1.173
5速 1.041
減速比1次/2次 1.666/2.235

キャスター(度) 32°30′
トレール(mm) 134
タイヤサイズ 100/90-19M/C 57H
150/80B16M/C 71H

ブレーキ形式 油圧式シングルディスク

機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダブルクレードル