2013年3月1日 

■成田亮が宮城県庁を訪問、防災システムでのバイクの有用性について話題が発展

 昨年、圧倒的強さで全日本モトクロス選手権IA1クラスのチャンピオンを獲得したチームHRCの成田亮が2月22日、佐藤正昭・仙台市議会議長を訪問。 モトクロスファンの一人であり、昨シーズンの最終戦も観戦している佐藤議長に、2012年のシリーズタイトル獲得を報告した。

 報告の席ではモトクロスのアピールはもちろん、災害時の輸送手段としてのバイクの活用、沿岸部へのコース造成についてまで話が及んだ。「311」の震災の際に起きたクルマによる大渋滞、そのことで避難所への情報の伝達が遅れたことや、物資が集まっても被災地に輸送できず届けられなかったなどを踏まえ、災害時のオフロードバイクの有用性をアピール。被災三県のなかで政令指定都市である仙台市として、災害モデル都市としてのシステム構築にバイクメーカーの協力があれば、防災システムにバイクが利用されることも現実的になるとの話も出た。

 その後宮城県庁へ向かい、村井嘉浩知事を訪問。タイトル獲得の報告を行う。成田が宮城県に移住したエピソード、宮城に来てから全日本チャンピオンを8回獲得したこと、モトクロスの面白さと難しさが伝えられた。また、同行した佐藤議長からは防災モデル都市の話や、「成田亮を県の観光大使に」との話も上がり、今シーズンの全日本モトクロスSUGO大会への知事の来場をお願いしている。

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(レポート Toru Matsunaga)