2012年11月16日
■スズキ、フィリピン二輪車新工場完成により主要部品の現地調達率高まる
2011年度は約9万7000台(前年比113%)と、堅調に推移しているスズキフィリピン社(スズキ100%出資の子会社)の二輪車販売。昨年7月よりマニラ郊外に建設を進めていた二輪車新工場が完成したことで、今後の二輪車需要増に対応していくという。
アドリアン・クリストバル貿易産業省次官 兼 投資委員会長官、新工場のあるラグナ県のジョージ・エストレガン県知事およびカランバ市のワキーン・チペコ市長、卜部敏直フィリピン駐剳特命全権大使らの来賓を迎え、スズキの鈴木修 会長兼社長出席のもと11月15日に開所式が実施された二輪車新工場は首都マニラから南へ約45kmの カーメルレイ工業団地内にあり、敷地面積は約12万7000㎡、建屋面積は約1万1000㎡。110~150ccのアンダーボーン、バックボーン、スクーターモデルを年間約20万台生産できる能力をもつ。
スズキフィリピン社はこれまで、主にアセアン地域で生産された部品を輸入してノックダウン生産を行ってきたが、新工場の完成によりフレーム、マフラー、タンクなどの主要部品の製造も行い、現地調達率が高めていくという。