こんな豪華な日、二度とない!?世界のスーパースター“夢”の集結!おめでとう鈴鹿!多くの人々に見守られて半世紀 2012年9月1日・2日鈴鹿サーキット50周年アニバーサリーデー

鈴鹿サーキット

 本格レーシングコースとして日本に初めてオープンした三重県の鈴鹿サーキットが、今年で50周年を迎えた。3月3日・4日の「50周年ファン感謝デー」に続き9月1日(土)・2日(日)の2日間には「50周年アニバーサリーデー」を開催。鈴鹿サーキット国際レーシングコースとして1962年9月に完成した節目となる月に行われたメインイベントである。


鈴鹿サーキット50周年アニバーサリーデー

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50周年セレモニーは2日目の日曜日・11時より行われた。鈴鹿サーキット上空に5000個の祝福バルーンが舞い上がる。 メーカーの枠を越え、オートバイ&自動車メーカーのVIPが、それぞれ自社製マシンやゆかりのマシンに乗ってグランドスタンド前に登場!●写真提供-楠堂亜希

鈴鹿サーキット50周年アニバーサリーデー

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2日間通じて晴天に恵まれた。コースでは一般参加者によるパレードも行われた。2日目・日曜日はピットレーンも開放。その熱狂振りは写真をクリック! 今回の50周年アニバーサリーデーがどれほど凄かったか、ご覧の通りゲスト・ライダーですらネットに張り付いて見ていることからもおわかりいただけるでしょう。

 土曜日の朝、イベントが始まる直前に雨はあったものの、その後は記念すべき日に相応しく2日間通じて見事な晴天に恵まれる。主催者によると初日の土曜日は30,000人、2日目の日曜日には32,000人の観客が訪れたという。

 2日間を通じ、鈴鹿サーキットの歴史を語るかのごとく、50年前から現在に至るまでの二輪四輪レーシングマシンがコースを駆け巡る姿に観客は興奮する。また、レーシングマシンを操った“伝説”も登場。二輪関連はケニー・ロバーツ、フレディ・スペンサー、エディ・ローソンら6人の世界GPチャンピオンがイベントに駆けつけ、当時の愛機を駆るという正に“夢”の時間も演出される。おそらく、これだけの大物が一堂に会することは彼ら現役引退後はきっと初めてであろうし、今後もこのような機会は難しいだろう。往年の二輪ファンはとにかく感動の一日だったと言えるだろう。


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こちらで動画が見られない方、もっと大きな映像で楽しみたい方は、YOUTUBEのサイトで直接ご覧ください。 1960年代を席捲したホンダのGPマシン。残念ながらトラブルにより250cc6気筒のRC166、50cc2気筒のRC116は走行キャンセルとなった。
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スペンサーとガードナーがそれぞれチャンピオンを獲得した翌年のマシンで走行。スペンサーは土曜日NS500、日曜日NSR500をライディング。 伝説のシーズンを共にした’83年のYZR500(OW70)に乗るケニーの姿は涙もの。世界クラスの二人が記念撮影したくなるのもうなづける。

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1960年代に活躍した伝説の日本人ライダーも集結。高橋国光、北野元は四輪レーサーとしても日本を代表する人物だ。 ホンダと共に世界GPを戦い幾多のチャンピオンを獲得、オープン当時の鈴鹿サーキットも走っている ジム・レッドマンも来日。御歳80歳でRC164を駆る! KR250&350で2年連続(’78&’79年)、4度の世界チャンピオンを獲得したコーク・バリントン。彼は8耐で鈴鹿を走っている。 ’81・’82年を除き、1980年代の世界GP最高峰クラスを制した男たち。鳥肌ものの豪華な顔ぶれ! この中ではエディ・ローソンがタイトル獲得最多(4度)。

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体型は大きくなったが、ヘルメット越しの顔は現役当時と変わらないケニー。日本ではケニーと人気を二分するフレディのスーツはロスマンズ・ホンダ時代を彷彿とさせる。 「WGP-時空を超えたレジェンドとの再会」を盛り上げたライダー達。世界GP最高峰クラス優勝経験者である岡田忠之にとっても、フレディやエディは今も憧れの存在なのではないだろうか? ’82年の全日本で負け無し7勝を記録した“東海の暴れん坊”こと水谷勝は、当時のスズキRGB500で登場。トラブル解消で、日曜日は快調にマシンを走らせた。 「WGP-時空を超えたレジェンドとの再会」を走ったマシン。手前の’74 カワサキH2Rは今回コーク・バリントンが走らせたマシン。
こちらで動画が見られない方、もっと大きな映像で楽しみたい方は、YOUTUBEのサイトで直接ご覧ください。 こちらで動画が見られない方、もっと大きな映像で楽しみたい方は、YOUTUBEのサイトで直接ご覧ください。

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GPスクエアステージではトークショーが行われた。左よりワイン・ガードナー、グレーム・クロスビー、コーク・バリントンと、8耐を戦った海外ライダー。 会場で販売されたプログラムに入っている抽選券で参加できるサイン会。運よく当たった人は6人の海外ライダーのサインがもらえた!

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トークショー「GP三銃士」にはケニー・ロバーツ、エディ・ローソンが登場。ウェイン・レイニーは体調不良により、今回残念ながら来日叶わず。辻本聡、伊藤真一、岡田忠之、秋吉耕佑 、清成龍一による日本人8耐ライダー、高橋国光、北野元、谷口尚己、菱木哲哉による鈴鹿創世記トークショーも行われた。また、F1 関係では’89年の日本GPで優勝したアレッサンドロ・ナニーニ、’90年の日本GPで日本人初の表彰台となる3位入賞を果たした鈴木亜久里のサイン会も行われた。

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