一つ売って何円の利益をこつこつ積み上げる。それが商いの基本です。地道です。一攫千金を狙って、株だ先物だFXだみたいなハイリスクハイリターンな行為とは正反対。昔話や道徳教育的には前者は善、後者が悪の見本ですが、違法でなければ金儲け方法論の違いだけのはずなんです。毎日こつこつと駅前で小さなゴミ拾いをしてもなかなか新聞には載りませんが、小さくてもち○こを出して一回駅前をうろうろするだけですぐ新聞に載るようなもの。という話ではありませんね。 こつこつ系商いの代名詞かどうかはさておき、一杯何百円の立喰・ソは明らかに小商いです。首都圏を中心においしい物件をわんさかかかえている大チェーン店に小商いという言葉はしっくりこないかもしれませんが、これとて一杯何百円を積み上げた結果です。 小商いの源、一杯のかけそばの原価率は2〜3割と言われています。200円のかけそばならば原価は40〜60円くらい。「小商いという割に、ずいぶんと儲けているじゃねえか」と思われるかも知れませんが、あわてないあわてない。これはそばとつゆと薬味のみの原価なんです。さらに水道代、ガス代、電気代という光熱費、自己物件でなければ賃貸料、そして一番大きな人件費などがプラスされるのです。これらは店舗の規模や立地条件、従業員構成などによって異なるのですが、大まかに光熱費、賃貸料、人件費の割合は1:3:4くらいだとか。先のかけそばを例にすると20円、60円、80円ということになります。 あれれ? これでは一杯のかけそばにかかる経費は最低でも200円になってしまいます。損はしないけれど、小商いどころか儲けがない。じゃあどうやってメシを食ってくのでしょうか?「なに、心配いらねえや、喰うものは売るほどある」テケテケテンツク……お後がよろしいようで。と、そんなはずはなく、天ぷらや卵などのトッピングやいなりやおにぎりといった副食類(米が副食というのもちょっと違和感ありますけど主役はソやウですから)でちゃんと利益を出しているのだそうです。 そばに比べ原価が安い上に利益を乗っけやすいもので儲けを出しているのです。月見そば280円、たぬきそば250円といわれても違和感ありませんが、よくよく考えると物価の優等生である卵1個80円は高いし、物価もへったくれもない言わば廃物利用の地球に優しい天かす50円に至っては、坊主じゃないけど坊主丸儲け級。でも、どこかの国の人のように「儲け過ぎだ!」と立喰・ソに投石したり略奪したりするようなレベルではありません。だってそば自体がサービスみたいなものですから。損して(してないけど)得取れみたいなまさに商売の基本。うまいこと考えるもんです。 |
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そんな視点で見ると、天かす入れ放題な立喰・ソの太っ腹さ加減が空きっ腹に染みこんでくるじゃないですか。さらにネギ入れ放題なら後光が差します。 |
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当コラムの記念すべきほどのこともない第1回でお伝えした品川駅東海道線下りホームにあった常磐軒のおこのみそば。わずか380円の投資で至福の時を過ごせました。(2006年7月撮影) | ||
私的外角高めの打ちごろストライクなアジア系美女二人組がいる入れ放題なあの店、と書くと激しく興奮じゃなくて誤解されそうですが、入れ放題なのはもちろんネギです。当たり前です。どこに入れ放題かって? もちろんソにきまってます。まったく……あらぬ誤解を招かぬよう正確に記すと「ソにネギを入れ放題システムを採用している、超美人アジア系二人組店員さんがいる某店」では、某国のようになんでもかんでも私のもの的態度でネギ容器を実効支配する非常識人が多かったようで、入れ放題ネギの横に「常識以上に入れる方は30円〜50円入れてください」みたいなことが書かれた料金箱が置いてあります。わびさびと恥、そして美徳の文化は何処! と憤りたくなる哀しい光景です。そんな状態でも入れ放題を継続してくれる主の心意気に感謝しなければなりません(それから美女二人組もできるだけ長く務めてもらえるようよろしくお願いします)。 立喰・ソで「おばちゃん、ネギ多めね」と一点の疑問もなく純真無垢に言い放つオヤジは珍しくもなんともない光景ですが、昨今は要求お断りや追加ネギの有料化に踏み切った立喰・ソも増えています。ネギをトッピングしてもせいぜい30〜100円くらいなもので100円以上が当たり前な、ラーメン系に比べれば、なんとつつましいことでしょう。 「そうか、だったらオレさネギ嫌いだからよ。ネギ抜にするから安くしてくれ」という嫌ネギ権擁護のご意見もございましょうが、それを言い出すと「おつゆは半分でいいから」「七味かけないから」「水飲まないから」「地球環境を考えてマイ箸を持ってるざます」しまいには「おれ食べないから、その分お金ちょうだい」という具合に際限がなくなります。ベルリンの壁が崩壊し東西冷戦が終結したのは結構なこと(冷戦終結とソビエト連邦崩壊による新たなる紛争の火種についてはまた別の話。というか、風が吹けば桶屋が儲かる的な話になるので割愛。そもそも立喰・ソとは関係ないし)ですが、嫌ネギ権問題が立喰・ソ崩壊の引き金になっては困ります。間違ってもネギ代返還集団訴訟とか起こさないでください。という立喰・ソ経済を踏まえてぼちぼち本題に移ります。 |
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某店のせつない貼り紙です。ですが、たかがネギ、されどネギ。ネギだってタダじゃないんです。バブルよ再びとは言いません。せめて「ネギくらい好きなだけ入れてあげるわよ」といえるくらいに景気回復してもらいたものです。次の首相さん。(2012年5月撮影) | ラーメン屋さんではポピュラーなねぎそばですが立喰・ソではまだ珍メニュー。某店でオーダーしてみたら通常の5倍くらいネギがてんこ盛り。ねぎの下に隠れているまいたけ天は追加トッピングです。オヤジさんによると結構好評だとか。(2011年11月撮影) | |
小商いだろうが大商いだろうが、お客さんが来ないことには話になりません。わんさかお客さんが来れば商売繁盛。大東京の山手線内側の大きな駅近くの大きな交差点の角に面した立喰・ソ。これだけ大が並べば商売繁盛は約束されたも同然、好立地店はまず幻立喰・ソ入りしないだろうと思っていました、が、そうでもないんです。典型的素人考えですね……。 今回紹介するうちの一店は、かなり前に幻立喰・ソになっていたのですが、これだけではネタ的にちょっと弱いかなと温めていた、のではなく、適切な発表のときを待っていたんです。いずれにせよ新たなる幻立喰・ソの出現を待っていたことになるので忸怩たるものがありますが、現実に目を背けてはいけません。ということにしてください。 |
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まずはその温めていた、国道15号線大門交差点の「六文そば処」から。 黄色い看板じゃない「六花そば」という立喰・ソもありますが、看板がまったく違いますしそもそも文と花で名前が異なりますから別ソでしょう。さらに大門交差点近くには「六花たべりゃんせ」というのもありますが、果たして関係はイカに? イカといえば六文そば処の名物はゲソのかき揚げ。ボリュームあります。おじょうちゃんやぼうやは迂闊に手を出すんじゃねーぜ(←現代ではかなりの問題発言)というオーラを発し、やわなストマックは腰砕けになるパンチ力を秘めています。そしてくせになるんです。 |
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とても立喰・ソらしい素敵なオーラーを醸し出す大門交差点にあった六文そば処。24時間営業で夜中になるとタクシーの運ちゃんもよく食べていました。(2005年5月撮影) | ||
大門交差点といえば一日中人通りが絶えることがありません。国道15号線を挟んだ反対側には、連日連夜オヤジが黒山のごとく集まるもつ焼きでおなじみの居酒屋Aもあります。それなのに立喰・ソは2009年頃には幻立喰・ソ入りしてしまったと記憶しています。 いつごろ閉店したのか調べていたら、この大門交差点から新橋方面に国道15号沿い357m(食べログによると)の地点に黄色い看板の六文そば処浜松町1丁目店があるという事実が判明してしまいました。ひょっとして交差点の角から移転したのでしょうか? すると話の趣旨がちょっと違ってくるのですが……。 |
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真っ黒な正統派関東系のおつゆにでんと腰を据えているのは、六文そば処名物の大きなゲソ天。ぶつぎりのゲソがごろんごろん。ちなみに六文そば処は結構いろんなところにありますから、ぜひ一度体験してみてください。当時は370円でした。(2005年5月撮影) | 黄色から白へカラーリングも大変身して、今は角のたばこ屋さんになっております。そういえば昔は道案内のランドマーク的「角のたばこ屋さん」も今ではほとんど死語状態ですね。(2012年9月撮影) | |
いきなり怪しい展開になってきましたので、さっさと次にいきます。 お次は、あのお岩さんで有名な四谷です。地名表記は四谷ですが、JRも東京メトロも駅名は四ッ谷です。都バスは地名表記優先で四谷駅前となっています。ということで四谷に四ツ谷駅はあっても四谷駅はないので、四谷駅前という実体のない駅前バス停があったりするミステリーゾーンなのです。さらに、東京メトロでもお隣は四谷三丁目駅と表記されるという、ことことこっとん混沌な四谷です。 |
左から東京メトロ(丸ノ内線)の四ツ谷駅。JR(中央線)も同じ表記。駅前のバス停は四谷駅前。で、丸ノ内線のお隣の駅は四谷三丁目。地名の表記は四谷。怪談ももちろん四谷。(2012年9月撮影) |
その四ツ谷駅前の国道20号線(新宿通り)と外堀通りがクロスするこれまた絶好のロケーションに、かつて「たちそば司」はありました。ここも正確にいつ幻立喰・ソになったのか把握していませんが、2011年10月に前を通ったときにはすでに名代箱根そばになっていました。それがつい最近通ったピンキー高橋大統領からのたれ込みによれば「天そや」という聞き慣れない立喰・ソになっているというじゃございませんか。 |
四ツ谷駅前立喰・ソ三段活用。左から「たちそば司」(2004年2月撮影)、「名代箱根そば」(2011年10月撮影)、「天そや」(2012年9月撮影)。あれ? 幻立喰・ソにならないと紹介しないって前回宣言していませんでしたっけ? えーっと、だから、天そやさんは角度を変えて撮りました(←まるで言い訳になっていない)。 |
たちそば司は幻立喰・ソになってしまいましたが、チェーン店がその後を引き継ぐというのはよくあるパターンです。しかし、引き継いだ大チェーン店の名代箱根そばまで撤退するとはいったい……調べてみたら(といってもネットで検索しただけです)天そやなるニューフェイスは名代箱根そばと同じ小田急系列のようです。つまり、隣のオジさんがスプリンターからカローラ(共にE70系)に乗り換えるみたいなことと考えればいいですか? ダメでしょうけど。 |
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と、お茶を濁しつつ次は下町の人気スポット門仲こと門前仲町交差点の「ちかてつそば」です。その名のとおり東京メトロ沿線に店舗を構える立喰・ソで、チェーン店とはいえ、同じく東西線の東陽町の2店舗のみでした。丸ノ内線の方南町にも「地下鉄そば」がありますが、店名が漢字表記で店の雰囲気もメニューも異なるので別物でしょう。ここは通勤客やら地元の人が入れ替わり立ち替わりという感じでいつも賑わっていました。 |
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上段左が在りし日のちかてつそば門前仲町店(2007年6月撮影)。右は東陽町店(2011年7月撮影)。地下鉄の駅の階段を登ったちかてつのそばでした。下段は工事中の現在(2012年9月撮影)。次はどんなお店になるのか?めとろ庵だったらいいのにな。 | ||
同じ東京メトロ沿線に店舗を構える「めとろ庵」と季節イチオシメニューは共通でした。実はめとろ庵と同じ旧営団地下鉄系列のメトロ給食センター(1968年創業。1988年メトロフードサービスに社名変更)の第1号店が1969年に開業したのが門前仲町店だったのです。ちかてつそばは、1983年町屋店(現在は違うソになっているようです)、1987年に東陽町店と開店し、2003年からは新ブランドめとろ庵第1号店を大手町に開店し、以下2005年錦糸町、2006年上野、2007年新木場、2008年西船橋と続々開店し現在に至るのです(以上メトロフードサービスの公式ページからパクリました)。 この記念すべき第1号の門前仲町店と第3号の東陽町店が相次いで幻立喰・ソになってしまいました。町屋店はすでに幻立喰・ソのようですから、ちかてつそばというブランドごと幻立喰・ソになってしまったということなのです。 |
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左は門前仲町店の野菜天そば。野菜天は春菊、タマネギ、ゴボウからチョイス。320円。(2007年6月撮影)右は東陽町店の冷やし野菜天そば。こちらも同様なチョイス可。370円。(2011年7月撮影)しかし私、春菊ばっかりですね。 | ||
あれだけ賑わっていたのですからめとろ庵になって新装開店するんじゃないか? と願っています。めとろ庵はレベルの高い現代風の洗練された立喰・ソで評価も高いのです。が、やはりおつゆが染み込んだカウンターで、普通のゆで麺にしょうゆ辛い黒いおつゆと固いかき揚げという昭和的偉大なる平凡的なちかてつそばの味は地下鉄文化のひとつ、いや、地下鉄東西線5000系(と国鉄301系も)と二人三脚で経済戦士を支えてきたのです。いいこと思いつきました。葛西にある地下鉄博物館の中に移設して再開というのはいかがでしょう。グッドアイデアだと思いませんか? |
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さすが43年続いているだけのことはある味もさることながら、店員のおじさん、おばさんがいかにも年季の入った無駄のない動きと態度で気持ちよかったです。ご挨拶が律儀です。立つソ後を濁さず。哀しいです。 | ||
また会う日まで、会える時ま……とりあえず、地下鉄東西線の全線開通と共に43年間、たいへんお疲れさまでございました。 最後は花の銀座のちょっと外れ、ウインズ銀座の横にあった「みちのくそば」です。 オシャレな花の銀座に立喰・ソとは、多くの諸兄が黒い高級パンティストッキングに安っぽい化繊の靴下を重ね履くような違和感を感じると思いますが、そもそもウインズ(場外馬券売り場)と銀座も……錦糸町とか浅草あたりの鉄火場という言葉がぴったりはまる下町の場外周辺だと、歩道にビールケースをひっくり返して椅子とテーブルにした昼間から盛業中な怪しい飲み屋がたくさんあったりしますから、同じウインズでも雰囲気はまったく異なります。 しかしウインズはウインズ。銀座にあろうが錦糸町にあろうがやってくる大半はワンカップやらもつ焼きやら立喰・ソが似合いまくりの人生脱線しかけ(またはすでに脱線転覆)なオヤジ達。その巣窟の横という絶好の立地条件にあったのに、ああ、それなのにこともあろうか宝くじ売り場になってしまうとは。 |
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店もあんちゃんも、そしてソの味も、すべてがいい雰囲気だったみちのくが……(2004年7月撮影・2012年9月撮影) | ||
味も雰囲気も店員さんもナイス立喰・ソだったみちのくを忍んで、せめて宝くじでも買っていきますか。 宝くじと立喰・ソを同時に楽しみたいという貴方、京成線沿線某駅前には宝くじ売り場を併設した異業種コラボな立喰・ソがあります。京成電車に乗る機会がありましたら上り進行方向左手にずーっと注目していてください。へろへろになったころに発見できるはずです。 |
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みちのくのソは生そば、ややもっちりタイプでした。一見すると辛そうに見えるおつゆは昆布だしがよく効いておりました。ちくわ天は一本を四等分したもので、揚げ方が絶妙に上手かった。店員の兄さんの接客も天ぷらの揚げ方と同様に絶妙でした。(2004年7月撮影) | 一番人気タイキシャトルが3着に沈み、7番人気のマイネルラブが優勝。単勝3760円、馬連15920円と波乱の決着となった1998年のスプリンターズS。私は16番から4点流し。軸のエイシンバーリンちゃんは先行するも終いずぶずぶの10着でした。そうそう、この頃スプリンターズSは9月ではなく年末に開催されていたんですね。 |
だいぶ前に「立地条件さえよければ成り立つ」みたいな偉そうなこと書いてすみません。今更ですが、世の中そんな単純なものではないようです。というわけで、特にオチもなく今月は(も)終わります。 |
■立喰・ソNEWS ●総選挙一位の天そば |
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カップ麺の代名詞といいますか、第一人者のカ○プヌードル(商品名は登録商標ですから。天下の日清さんがこんな鼻くそコラムに目くじら立てるとは思えませんが一応配慮してます)。我々にとっては日清カ○プヌードルレーシング(こういう場合は伏せ字にしなくていいんでしょうか?)もなつかしいバイクブームの一コマです。 |
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1990年代に全日本250ccクラスを走った日清カ○プヌードルレーシングチーム。ライダーは青木宣篤、拓磨兄弟でした。8耐にも出ていましたね。ちなみに8耐に初参戦は1989年、カ○プヌードルRSタイチホンダチームで、ライダーはイギリス人のロブ・マッケルニアとアメリカ人ジョン・アシュメットのコンビって誰も憶えていない? バチバチハイレグのレースクィーンは最近不死鳥のごとく復活した岡本夏生さんです。あっ、そうそうZARDの坂井さんもやっていました。合掌。●撮影─衛藤達也 | ||
なつかしい緑字のパッケージ。当時のえび天はもうちょっと小さいイメージでしたが、結構大きかったんですね。味はどん兵衛みたいな感じでした。 | ||
先月号のお詫びと訂正です。 |
バ☆ソ
日本全国立ち喰いそば全店制覇を目論む立ち喰いそば人。現在500店以上を制覇したものの、データ化されていないのでたいして役に立たない。そば好きから、立ち喰いそば屋経営を目論むも、先立つものも腕も知識も人望もなく断念。で、立ち喰いそば屋を経営ではなく、立ち喰いそば屋そのものになろうとしたが「妖怪・立ち喰いそば屋人間」になってしまうので泣く泣く断念。世間的には3本くらいネジがたりない人と評価されている。一番の心配事はそばアレルギーになったらどうしよう……。
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