アクセサリーパッケージ「TOURING SEROW」 543,900円(8月30日発売)

★ヤマハ アクセサリーパッケージ「TOURING SEROW」 解説

ヤマハのSEROWにアクセサリーパッケージを装備した“旅仕様”が登場

“マウンテントレールモデル”としてセローが生を受けたのは今を遡ること27年前、1985年8月に発売されたセロー225だった。当時のヤマハのオフモデル、XT200をベースに独自の味付けを施し「マシンを操る楽しさと自然の中に入り込める機能」を売りにデビューしている。それまでのオフ車といえば、しゃにむにオフロードを飛ばすモデルがほとんどの時代だった。また、かといって難所を乗り越える技を競うトライアル車ともまた違った、いわば林道程度のオフロードをゆったりと走って楽しむモデル、という独自のコンセプトだった。しかし発売されるやいなや大人気、となったわけではなく、それこそ一歩一歩、林道をゆっくり走るように、徐々にその楽しさに目覚めるユーザーを増やしていったのだ。そして自らが築き上げたユーザーに支えられて2012年で27周年。

フルモデルチェンジは2005年に一回だけ。225から250へと排気量を拡大したエンジンを搭載。XT250Xやtrickerとの兄弟車として登場している。最近のトピックスとしては、2010年7月に25周年記念モデルを発売。セローのイメージ・モチーフである“カモシカ”をアレンジした新グラフィックを採用した。

2012年1月30日に発売された現行モデルは2色の設定となっている。パープリッシュホワイトソリッド1をベースカラーに、グリーンをあしらったモデルは、シートをブラックのモノトーンとし、従来モデルで人気のあったゴールドホイールを新たに装備している。もう一色はパープリッシュホワイトソリッド1にレッドをあしらったモデル。レッド/ブラックのツートーンシートに、赤を引き立てるシルバーホイールを装備。

今回発売されるアクセサリーパッケージ「TOURING SEROW」は、この現行セローをベースに、ツーリングに役立つ4点のアクセサリーを組み合わせてパッケージモデルとしたもので、ベースモデルに約5万円のプラスで快適ツーリングが可能に。

パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/グリーン)をベースにアクセサリーパッケージ「TOURING SEROW」としたモデル。
こちらは、パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/レッド)をベースにアクセサリーパッケージ「TOURING SEROW」としたモデル。
●アドベンチャースクリーン:ウインドプロテクションに優れるスクリーン、フロントガード、そしてスクリーン内側(ライダー側)のギア装着用マルチパーパスバー(22.2mm径)。3つの機能が一体となっている。
●アルミアンダーガード:こちらのアルミアンダーガード以外は専用開発パーツ。
●ブラッシュガード:衝撃吸収性に優れたポリアミド製のブラッシュガード。アクセサリーパッケージ専用グラフィックが入っている。
●アドベンチャーリアキャリア:アルミ製の大型リヤキャリア。大型のキャリア天板のみならず、キャリアステーをシート後部にも取り回すことで、シート座面を利用した荷物の固定も容易に行える。

★YAMAHA プレスリリースより (2012年8月22日)

ロングツーリングに適したアイテムでコーディネイト
アクセサリーパッケージ「TOURING SEROW」を発売

ヤマハ発動機販売株式会社は、ツーリングに適したアイテムを装備したアクセサリーパッケージ「TOURING SEROW」を2012年8月30日より発売します。

アクセサリーパッケージ「TOURING SEROW」は、基本車「SEROW250」をベースに、「TOURING SEROWアクセサリーセット」(1)アドベンチャースクリーン、(2)ブラッシュガード、(3)アドベンチャーリアキャリア、(4)アルミアンダーガードを装着したアクセサリーパッケージです。

1985年発売のロングセラーモデル「SEROW」は幅広い層のお客様から支持を得ています。近年、道路交通環境の整備に伴い、トレッキングや林道を楽しむため高速道路を使い移動するなど、ロングツーリング用途も広がりさらなる快適性や積載性を望む声が聞かれます。こうしたニーズに呼応し、企画、販売するのがアクセサリーパッケージ「TOURING SEROW」です。アクセサリーセットになっている4アイテム中の3アイテム(スクリーン/ブラッシュガード/キャリア)は、専用開発パーツで、「SEROW」のデザインを手がけてきた株式会社GKダイナミックスがデザインを担当、「SEROW」の躍動的イメージを受け継ぐコーディネイトとなっています。

<名称>
アクセサリーパッケージ「TOURING SEROW」
<発売日>
2012年8月30日
<販売会社希望小売価格>
543,900円(本体価格518,000円)
※SEROW250(基本車)メーカー希望小売価格 493,500円(本体価格 470,000円)にTOURING SEROWアクセサリーセット メーカー希望小売価格75,600円(本体価格 72,000円)を装着したアクセサリーパッケージです。
<カラーリング>
■パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/グリーン)
■パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/レッド)
<単品での希望小売価格>
アドベンチャースクリーン:18,900円(本体価格:18,000円)
ブラッシュガード:13,650円(本体価格:13,000円)
アドベンチャーキャリア:24,150円(本体価格:23,000円)
アルミアンダーガード:18,900円(本体価格:18,000円)
※単品(アルミアンダーガードを除く)発売は2012年11月頃を予定しています。

★主要諸元

車名型式 JBK-DG17J
SEROW250
発売日 2012年1月30日
全長×全幅×全高(m) 2,100×0.805×1.160
軸距(m) 1.360
最低地上高(m) 0.285
シート高(m) 0.830
車両重量(kg) 130
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 40.0(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式   G370E
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 74.0×58.0
圧縮比 9.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 14[18]/7,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 19[1.9]/6,500
燃料供給装置形式 燃料噴射式
始動方式 セルフ式
点火方式 T.C.I.式
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ式
潤滑油容量(L) 1.4
燃料タンク容量(L) 9.6
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 2.846
2速 1.812
3速 1.318
4速 1.035
5速 0.821
減速比1次/2次 3.083/3.200

キャスター(度) 26°40′
トレール(mm) 105
タイヤサイズ 2.75-21 45P
120/80-18M/C 62P

ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 セミダブルクレードル

※諸元は2012年1月30日発売の「SEROW250」のデータです。