2012年7月2日
■ヤマハの電動アシスト自転車PASの新世代“子育てモデル”をお披露目
右肩上がりで市場が拡大している電動アシスト自転車。多くのブランドが立ち上がる中で、ヤマハは1994年に世界に先駆けて電動アシスト自転車を発売して以来、常に業界をリードするトップブランドとなっている。そのヤマハが、このほど新型電動アシスト自転車のマスコミ向け発表試乗会を開催した。
ヤマハは、2009年に幼児2人同乗基準(幼児2人+大人1人の3人乗り自転車がこの年の7月に解禁された)に対応したモデルを発表しているが、今回はその幼児同乗タイプの第二世代といえるモデル2機種のお披露目、試乗会となった。すでにニュースとしては、電動アシスト自転車の新世代“子育てモデル”が発売されることは紹介済みだが、低重心で子供を乗せやすいなど、より扱いやすくなった20インチの小径タイヤを採用する新世代“子育てモデル”を実際に体験してもらおうというイベントだった。
ヤマハは、すでにPAS リトルモアとPAS Raffine L(ラフィーニ エル)という幼児2人同乗モデルをラインナップしているが、今回は、さらに小径タイヤの採用による低重心、足つき性の向上などを図った2モデルをラインナップ。電動アシスト自転車市場の中でも成長いちじるしい幼児同乗タイプの選択肢を拡充しようというもの。
今回、実際に乗ることが出来た新世代“子育てモデル”は、新設計の低重心オープンワイドタフフレームの採用などにより、より使い勝手を高めて進化した3人乗りモデル、PAS Kiss mini。
20インチホイール採用で、視覚的にも実際のフレーム位置もかなり低い。幼児を乗せる位置も俄然低くなっているのが分かる。
PAS リトルモアで好評の、幼児の成長に合わせてヘッドサポートと、フットレストの調整が可能な“スーパーエンジェルシート”などは引き続き採用している。ハンドルの回転軸上に重心があるので、幼児を乗せてもふらつきにくく安定して走行できるなどの優れた特徴はしっかり受け継いでいる。
もう一台の新発売モデル、PAS Babby(バビー)の方は試乗車が無くて乗れなかったが、“ゴツかわいい外観デザイン”(ごついタイヤや太いフレーム、バスケットなどからイメージしているという)が特徴で、こちらも20インチの小径タイヤを採用することで低重心に、そして新設計のU型タフフレームを採用することで足つき性に優れ、取り扱いやすく、そして幼児の乗せ降ろしなども容易に出来るようにしている。ホイールが小さい分、こちらも視覚的に相当低くなっている。
ちなみに両モデルとも、なめらかでパワフルなアシスト走行性能や、バッテリー残量を細かくデジタル表示する“デジタルメーター付メインスイッチ”、サイクル寿命が700~900サイクルと長くて経済的な8.9Ahの“長生きバッテリー”、バッテリーは2年間、ドライブユニットとフレーム、フロントフォークは3年間の安心製品保証など、従来からのPASシリーズの特徴はもちろん継承されている。
価格はPAS Kiss miniが137,000円(6月29日発売)、PAS Babbyが119,000円(8月20日発売)。カラーはPAS Kiss miniは、グリッターピンク、マットリーブ、オニキスブラック、クリスタルホワイトの4色。PAS Babbyがトロピカルオレンジ、グリッターピンク、マットブラック、スノーホワイトの4色。
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