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2012年7月1日
■ベアリング地獄とサビという敵
今日は朝からステムベアリングの打ち替えをした。
昨日は布団を打ち直しに出したけど、それは関係ないな。
ステムベアリングほど走行に影響するものはないんじゃないかなぁ。ここが傷んでると操作性が最悪ですよね。それなのに絶版系でステムベアリングがゴロゴロしちゃってるバイクの多いこと。しかもお店にやってもらうと2~3万したりするからね、中古車を買うときは、もう打ちかえるの前提で考えた方が良いと思います。
今日やったのは04年式のDトラッカーだったのでたったの8年落ち。BGとしては新車!ぐらいの認識でしたが、4年間屋外保存(というか放置)車だったためか、きれいに下側だけにサビが出ていました。きっと水がたまって錆びていたんだろうけど、それをグリスアップせずに「どれどれ」なんつって走り出しちゃったから写真のようなことになったのだと思う。表面のメッキが剥がれちゃってるもんね、8年落ちのバイクでなかなか見ないなこりゃ。
ステムベアリングに違和感があったら、バラしてみてグリスアップするという人もいるけど、僕は必ず交換しちゃう。だってベアリングそのものは5000円もしないでしょ。なのにバラす作業はけっこう大変。せっかくバラしたんなら新品にしちゃった方が後々いいじゃん? しかもバラしてみた後で交換かグリスアップで済むかの判断をしたら、交換だった場合、部品が届くまでそのままだからね、軒下整備としてはそれはできない。洗濯物干せないもん。
抜き取ったレースが一部切れているのは、この古いレースを新しいレースにあてがって、新しい方を圧入するのに使うから。サンダーで切れ目を入れておかないと古いほうのレースも一緒に圧入されちゃって抜けなくなるからね。サンデーメカにとっては知られた小技でしょうけど、自分でこの技を思いつくのに、そうだなぁ、僕は5年ぐらいかかってるんじゃないかな? 何度ステムベアリングの打ち替えで苦労したことか…… 気づいた時、「絶対誰か知ってたはずなんだから教えてくれればよかったのに!」 と思ったから、ここに記しておきます。
ベアリング地獄とは、1箇所のベアリングを打ちかえると他のも全部打ちかえたくなる病気のことです。ステムやったら前後ホイールもピボットもやりたくなって、さらにはリアサスのリンクのニードルベアリングまでかえたくなっちゃう。
そんな午前中を過ごしました。雨だから試運転はまだ。
……
以上だぜぇ (ノア)