スポーツ誌や一般誌、二輪誌はもちろん、マンガ誌や通信社、はては欧州のバイク誌等にも幅広くMotoGP関連記事を寄稿するジャーナリスト。訳書に『バレンティーノ・ロッシ自叙伝』『MotoGPパフォーマンスライディングテクニック』等。第17回小学館ノンフィクション大賞優秀賞と、2011年度ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞した『最後の王者 MotoGPライダー・青山博一の軌跡』は小学館から絶賛発売中(1680円)。 twitterアカウントは@akyranishimura |
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不況やユーロ危機などの影響で「おそらく9割方開催されないだろう」と言われていた今年のポルトガルGPだが、大方の予想を覆して開催が決定したのは2月中旬。レースは三日間総計で8万7148人を集めて無事終了した。前戦スペインGPのヘレスサーキットが18万4160人であったことと比較すると、動員数は10万人も少ない。
だが、昨年(2011)との比較で見てみれば、 |
とまったく正反対の傾向を示していることがわかる。 これにはもちろんそれなりの理由があって、エストリルの場合はグランドスタンド12〜24ユーロ、最安値の入場料は2ユーロ、という破格の料金設定が大きな追い風になったと思われる。そう考えれば、この観客数は「エストリル、やるじゃん」と評価するに価する実績といっていいだろう。 |
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ものすごい強風が吹くことでも有名なコース。そういえば昨年は雷も落ちた。 |
今回からまたもや新しい車体に。セットアップもまたもややりなおし。 | 厳しいMotoGPの洗礼を受けつつ、一歩ずつ前へ。 | 決勝では突然のギアトラブルで、思いどおりに全然走れず……。 |
■第3戦 ポルトガルGP
5月6日 エストリル・サーキット 晴 |
順位 | No. | ライダー | チーム名 | 車両 | ||||
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1 | #1 | ケーシー・ストーナー | レプソル・ホンダ・チーム | HONDA | |||||
2 | #99 | ホルヘ・ロレンソ | ヤマハ・ファクトリーレーシング | YAMAHA | |||||
3 | #26 | ダニ・ペドロサ | レプソル・ホンダ・チーム | HONDA | |||||
4 | #4 | アンドレア・ドヴィツィオーゾ | ヤマハ・テック3 | YAMAHA | |||||
5 | #35 | カル・クラッチロー | ヤマハ・テック3 | YAMAHA | |||||
6 | #19 | アルバロ・バウティスタ | ホンダ・グレッシーニ | HONDA | |||||
7 | #46 | バレンティーノ・ロッシ | ドゥカティ・チーム | DUCATI | |||||
8 | #11 | ベン・スピース | ヤマハ・ファクトリーレーシング | YAMAHA | |||||
9 | #6 | ステファン・ブラドル | LCRホンダ | HONDA | |||||
10 | #8 | エクトル・バルベラ | プラマック・レーシングチーム | DUCATI | |||||
11 | #69 | ニッキー・ヘイデン | ドゥカティ・チーム | DUCATI | |||||
12 | #41 | アレックス・エスパロガロ | アスパーチームMotoGP | ART(CRT) | |||||
13 | #14 | ランディ・デ・ピュニエ | アスパーチームMotoGP | ART(CRT) | |||||
14 | #51 | ミケーレ・ピロ | ホンダ・グレッシーニ | FTR(CRT) | |||||
15 | #9 | ダニロ・ペトルッチ | イオダ・レーシングプロジェクト | IODA(CRT) | |||||
16 | #17 | カレル・アブラハム | カルディオンABモトレーシング | DUCATI | |||||
RT | #77 | ジェームス・エリソン | ポール・バード・レーシング | ART(CRT) | |||||
RT | #68 | ヨニー・エルナンデス | BQR | BQR-FTR(CRT) | |||||
RT | #54 | マティア・パシーニ | スピード・マスター | ART(CRT) | |||||
RT | #22 | イバン・シルバ | BQR | BQR-FTR(CRT) | |||||
※第17回小学館ノンフィクション大賞優秀賞と、2011年度ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞した西村 章さんの著書「最後の王者 MotoGPライダー 青山博一の軌跡」(小学館 1680円)は好評発売中。西村さんの発刊記念インタビューも本誌に引き続き掲載中です。 ※話題の書籍「IL CAPOLAVORO」の日本語版「バレンティーノ・ロッシ 使命〜最速最強のストーリー〜」(ウィック・ビジュアル・ビューロウ 1995円)は西村さんが翻訳を担当。ヤマハ移籍、常勝、そしてドゥカティへの電撃移籍の舞台裏などバレンティーノ・ロッシファンならずとも必見。好評発売中。 |
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