第102回「鉄の町」
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鉄道の鉄たるゆえんのレールは専用の貨車で現場まで運びます。たまりません(2019年2月撮影)。でも右のようなレール輸送専用の気動車が導入され、昨今淘汰される運命に。なえなえ〜(2015年8月撮影)。八幡製鉄所は1901年の創業以来レールを生産しています。鉄は国家なりと鉄は、無縁ではないのです。 | ||
食い逃げは詐欺罪にあたるそうですが、例えば支払いの段階になってサイフを車の中に忘れたことに気がつき、店員さんに告げず(ここ重要)、車にサイフを取りに戻ったものの、車に乗ったら支払いをすっかり忘れてそのまま帰ってしまった場合、最初から食い逃げする意思はなく、うそもついていないし、結果的に食い逃げになってしまったので詐欺罪の対象にならないこともあるとかないとか。 |
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ひとくちに券売機といってもいろいろなタイプがあり、券売機道を突き進む達人もいらっしゃいます。左は現在建て替え中のため一時休業中の信越にあった色付板タイプ(2013年6月撮影)。右は自分で金額を計算して金額分の券を購入する某有名店の券売機(現在は撮影禁止になったとの噂も?2013年5月撮影)。 | ||
キリのいいところで、鉄へと話を戻します。鉄といえば思い浮かべるのはどこでしょう? 発祥の地、九州の八幡? ラグビーでおなじみの釜石? それとも首都圏に近い千葉の君津? 実は結構な生産量の大分? などなどみなさんの心の中の製鉄所は、製鉄所の数だけあるのです(たぶん)。ちなみに私の場合は……小学3年生の社会科見学で行った君津。構内に張り巡らされた線路に夢中になってうっとりしていたらバス酔いと間違えられた思い出深い君津ではなく、北海道の室蘭。そうなんです、室蘭エリアにはけっこうな立喰・ソがあるのです。製鉄所=熱い=汗をかく=立喰・ソの塩分を欲する。という四段論法で、製鉄所あるところに立喰・ソありと思うのですが、前記の八幡、釜石、君津、大分に立喰・ソがあるという話を聞いたことがありません(釜石は駅にありますが)。聞いたことがないだけで、実はあるかもしれませんが、とりあえず今回はない方向で。ということで、製鉄の町=立喰・ソといえば室蘭なのです。鉄だけではなく、かつて北海道炭の輸出向け積み出し港としても賑わった町です。巨大な室蘭駅も今は移転して、すっかりコンパクトになりました。 |
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1961年(左)と2009年の室蘭駅周辺の空中写真(出典 国土地理院)。右上が室蘭の製鉄所。製鉄所は今も昔も健在ですが、左側にある石炭の積み出し施設、その下の唇みたいな形をした操車場や機関区など膨大な線路がすっかりなくなっているのがよくわかります。 | ||
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室蘭の中央商店街近くの現役店松そば。おいしくて、サービスもよくてきれいで居心地のよい立喰・ソです。紅生姜天うれしいですね。現役店ですがあえてご紹介。(2016年12月撮影) | ||
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どうです。たまらん店構えでしょ?(2016年1月撮影) | メニューはいたってシンプルでした。(2016年1月撮影) | |
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きりっと整頓されたプロの仕事場。(2016年1月撮影) | ソも生真面目な職人仕事でした。(2016年1月撮影) | |
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●幻立喰NEWS2019 室蘭名物といえば、カレーラーメンとやきとり。カレーラーメンは北海道4大ラーメン(札幌の味噌、函館の塩、旭川のしょうゆラーメン)というスタンスでがんばっています。もうひとつのやきとりはカレーラーメンの数百倍以上当たり前にどこにでもあるのになんで名物? と思ったら、やきとりではないのにやきとりなのです。つまり、製鉄所でわらの束を作っていたら喜ぶのは豚三兄弟の長男くらいなものですが、室蘭ではやきとり屋さんで出てくるやきとりは、焼き鳥ではなくやきとんなのです。私のような鳥が食えないちんちくりん野郎にとって、夢にまで見たやきとり屋でぐでんぐでんになることが出来る、まさに夢と魔法のくに、じゃなくてにく。立喰・ソ巡りに飽きたらカレーラーメンとやきとりも楽しめる鉄の町なのです。
●速報! 先月号でお伝えした湊屋。店主の菊地さんを、なんと坂崎師匠が連載コラム文春オンラインで独占インタビュー!閉店の理由はもちろん、しかも○○までごちそうになっているなんて、やっぱ師匠はすごい人だわ……ぜひご一読を!https://bunshun.jp/articles/-/11117 |