MT-10 ABS/MT-10 SP ABS 1,674,000円/1,998,000円(4月1日発売)
★ヤマハ MT-10 ABS/MT-10 SP ABS 車両解説
“頂上ネイキッドスポーツ”MT-10 ABS/MT-10 SP ABSのカラーを変更
2017年5月、国内のヤマハスポーツモデルファン待望のMT-10/MT-10 SPの国内販売が開始された。力強い加速と、個性豊かなエンジンキャラクター。そして、俊敏なハンドリングと、自在に操る楽しさ。MTシリーズが創出したこの二つの要素から生み出される、かつてない官能的な走りで多くのファンを魅了しているMTシリーズの領域をさらに拡げるモデルがMT-10/MT-10 SPだった。
動弁系にロッカーアーム式吸排バルブ駆動を採用した、最新式クロスプレーン型クランクシャフトの水冷直列4気筒DOHC、総排気量997cm3エンジン。スロットルワークに対し、ダイレクトな駆動力を得ることができる“クロスプレーン型クランクシャフト”ならではのストリートに適したトルク特性を実現。多用される常用域での優れた後輪駆動力を引き出し、9,000rpmで最大トルクを発揮する。
このエンジンを搭載する車体は、2015年モデルのYZF-R1をベースに、強度・剛性バランスをさらにチューニングしたアルミ製デルタボックス製フレーム&リアアームだ。フレームは重力鋳造構成部品を相互に溶接し、軽量かつ優れた強度・剛性バランスを実現。エンジン懸架は、クランクケース上下2箇所とシリンダーヘッド左右2箇所をリジット懸架。エンジンを強度部材に活用し、車体トータルの縦・横・捩れに優れたバランスを達成。これら骨格部品の良好な剛性バランスにより、MTシリーズのフラッグシップモデルにふさわしい“意のままに扱えるハンドリング”を実現している。
ライダーのアクセル操作を検知したECUユニットが、「エンジン回転」と「スロットル開度」に見合った最適なスロットルバルブ開度を瞬時に演算、モーター駆動でスロットルバルブを作動させ、吸入空気量制御を行うYCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)を搭載。“意のままの出力と操作感”を生み出す大きなポイントとなっている。
TCS(トラクション・コントロール・システム)は、3モード選択+OFFが選べる。発進や加速時に後輪のスピン傾向を検知すると点火時期、燃料噴射量、スロットル開度(YCC-T)を統合制御し、滑らかな発進性・走行性をサポートする。制御の強さも「1」(スポーティな走行を重視したモード)、「2」(通常のストリート走行向けのモード)、「3」(路面の摩擦力が低いところでの走行を想定したモード)および「OFF」から選択できる。
その他、シフトペダルの動きを検知すると、ECU演算によりエンジン出力を補正。噛み合っているギアの駆動トルクを瞬間的にキャンセルし、シフトアップ操作をサポートするクイック・シフト・システム(QSS)、クラッチレバーの操作荷重を軽減するとともに、バックトルクによる車体挙動への影響を抑止、市街地などでの軽快な走りに貢献するアシスト&スリッパー(A&S)クラッチ、ロングツーリングをより快適にしてくれるクルーズコントロールシステムも採用、4~6速ギアで50km/h~100km/h走行時にセット可能となっている。
エンジン特性を3つのモードから選べるD-MODE(走行モード切替システム)も搭載。走行環境やライダーの好みにより「3モード」(さまざまな走行条件に適したモード。スムーズでスポーティな走行フィーリングを低速から高速まで楽しめる)、「2モード」(3モードに比べ、よりスポーティなエンジンレスポンスを楽しめるモード)、「1モード」(最もスポーティなエンジンレスポンスを楽しめるモード)が選択できる。
MT-10 SPは、MT-10の上級モデルとしてラインアップされるモデルで、OHLINS製電子制御サスペンション、フルカラーTFT液晶メーターなどが装備される。
今回のモデルチェンジは、カラー設定の変更のみで2019年モデルとしている(MT-10 SP ABSは継続販売)。
★YAMAHA ニュースリリースより (2019年3月12日)
MTシリーズ最高峰モデルに相応しい存在感を演出
ロードスポーツ「MT-10 ABS」をカラーチェンジ
ヤマハ発動機株式会社は、クロスプレーン型クランクシャフトを備えた水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・直列4気筒・997cm3エンジンを搭載するロードスポーツ「MT-10 ABS」のカラーリングを変更し、4月1日より発売します。
「MT-10 ABS」は、MTシリーズのフラッグシップモデルとして“Ultimate Synchronized Performance Bike”をコンセプトに開発、“意のままに操れるストリート最強のスポーツ性能”と“多用途で楽しめる機能”を集約させたモデルとなっています。
新色は、質感の高いマットライトグレーを基調にホイールやグラフィックにバーミリオン(朱色)のアクセントカラーを加え、ひときわ目を引く「マットライトグレーメタリック4」、ヤマハスポーツスピリットを表現するブルーを基調にブラックを配し、精悍さを表現した「ディープパープリッシュブルーメタリックC」、マットダークグレーとブラックによるダークカラーのコンビネーションにより、シンプルながら大人のスポーツを表現する「マットダークグレーメタリック6」の3色を設定。“The King of MT”に相応しい独自のスタイリングを際立たせました。
- <名称>
- 「MT-10 ABS」「MT-10 SP ABS」
- <発売日>
- 2019年4月1日(MT-10 SP ABSは継続販売)
- <車両本体販売価格>
- 「MT-10 ABS」 1,674,000円(本体価格1,550,000円、消費税124,000円)
- 「MT-10 SP ABS」 1,998,000円(本体価格1,850,000円、消費税148,000円)
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
- <カラーリング>
- 「MT-10 ABS」
- ・ットライトグレーメタリック4(マットライトグレー/新色)
- ・ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー/新色)
- ・マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー/新色)
- 「MT-10 SP ABS」
- ・ブルーイッシュホワイトメタリック2(シルバー)
- <販売計画>
- 200台(シリーズ合計/年間、国内)