2018年10月2日
■スズキがインターモトで新型KATANAを発表! GSX1100SのDNAを現代風にアレンジ
インターモトで発表された新型「KATANA」。 |
スズキは、10月2日から7日までドイツ・ケルンで開催されている二輪車の国際見本市「インターモト」において、海外向け大型二輪のニューモデル「KATANA(カタナ)」を発表した。
この新型「KATANA」は、1980年のケルンモーターショーに出品し、日本刀をイメージした前衛的なデザインで世界のバイクファンの注目を集めた「GSX1100S KATANA」を原点とする新型モデル。開発にあたっては、スズキのものづくりの精神と「KATANA」の歴史を背景に、「スズキらしさ」と「KATANAらしさ」を表現することに注力したという。その結果、鍛錬を重ねた日本刀のように、他にはない個性的かつ前衛的なデザインと現代の最新技術を併せ持つ、全く新しい「KATANA」が誕生した、としている。
先進的な印象の長方形の縦型2灯LEDヘッドライトや、刀の切先をモチーフにしたLEDポジションランプなどにより「KATANA」らしい特徴的な顔つきに。また、スズキ車初のスイングアームマウントリヤフェンダーを採用、リヤウィンカーとナンバープレートホルダーを下部に配置することで、凝縮感のあるデザインを実現している。
エンジンは、「KATANA」にマッチした高揚感のある加速とストリート走行に適した扱いやすさを実現するため、GSX‐R1000をベースにしており、999cm3の直列4気筒エンジンを軽量フレームの車体に搭載。さらに、3段階から選択可能なトラクションコントロールやABS、倒立フロントフォーク、ブレンボ社製のラジアルマウントフロントブレーキキャリパー等を装備しているという。
ちなみにこの新型「KATANA」は、浜松工場で生産し、2019年春より欧州を中心に販売を開始する計画だ。
●新型「KATANA」の主要諸元
全長2,125mm×全幅830mm×全高1,110mm
ホイールベース 1,460mm
装備重量 215kg
エンジン型式 999cm3水冷4サイクル直列4気筒エンジン
最高出力 110kW/10,000rpm
最大トルク 108N・m/9,500rpm
以下は、10月2日に開催された記者発表会においての、鈴木俊宏社長のコメントだ。
『おもしろい、楽しい、ワクワクする商品を、お客様の立場になってつくるのが、スズキの役割であり、新型「KATANA」はそのスズキの将来を示す重要なモデルである。今後も世界中のお客様に革新的でワクワクする商品をお届けすべく、2021年までに、大型車を中心に10機種以上の新型モデルを投入し、シリーズ化と商品ラインアップの強化を図っていく』。