2018年8月22日 

■トロイ・ベイリスのパニガーレV4が12万ユーロに!

 7月20日から22日の3日間、イタリアのリヴィエラ・アドリアティコ地域やミザノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェッリで開催された「World Ducati Week(WDW)2018」は、世界中のドゥカティスタの情熱で埋め尽くされるドゥカティ最大の祭典だ。

 イベントのハイライトはアンドレア・ドヴィツィオーゾ、マルコ・メランドリ、ホルヘ・ロレンソ、ミケーレ・ピッロ、ダニーロ・ペトルッチ、ジャック・ミラーらMotoGPやスーパーバイク世界選手権(SBK)で活躍中の選手、そしてSBKのタイトルに3回輝いたトロイ・ベイリスら、ドゥカティの歴代オフィシャル・ライダーが参戦、真剣勝負に挑む「レース・オブ・チャンピオンズ」。このレースに使われた13台のパニガーレV4 SはMotoGPやSBKのマシンのカラーリングからインスピレーションを得て、参戦したライダー専用のカラーとグラフィックが施されたもの。 レース終了後にはeBayのオークションに出品された。

 オークションは世界から合計7,084人が参加する熾烈な戦いの中、入札が行われ、中でもトロイ・ベイリスのバイクには大きな関心が集まり、過去最高の入札数を記録。最終的な金額は12万ユーロ(約1500万円)に達したという。



SBK、MotoGPでドゥカティに数々の栄冠をもたらしたオーストラリア人、トロイ・ベイリス(49歳)と彼がライディングした12万ユーロの値がついた特別仕様のパニガーレV4 S。 各バイクのトップブリッジには、ライダーの名前とレースナンバーを刻印したプレートを装着。燃料タンクには、各ライダーが特殊なインクを使ったペンでサインし、ドゥカティ・モーター・ホールディングCEOのクラウディオ・ドメニカーリとライダーが直筆で署名した証明書も発行される。