2017年12月12日 

■ホンダ、マレーシアで二輪事業60周年および累計生産500万台達成

マレーシア・BSWが二輪車生産を開始した翌1970年製のC70。

 1957年、文秀有限公司(以下、BSW)が二輪完成車の輸入を開始したことから始まったホンダのマレーシアでの二輪車ビジネス。1969年には技術提携契約を締結、現地での二輪完成車組み立てを開始する。2008年にはマレーシアでの二輪事業の生産と販売機能を集約した合弁会社Boon Siew Honda Sdn. Bhd. (以下、BSH)が設立された。

 そんなマレーシアにおけるホンダの二輪事業開始60周年と累計生産500万台達成を祝し、12月11日に記念式典が開催 された。

 記念式典にはマレーシア政府よりダトー・スリ・オン・カ・チュアン国際貿易産業大臣、ダトー・マダニ・ビン・サハリ マレーシア自動車産業政策機構(MAI)最高経営責任者らが出席している。

ダトー・スリ・ロー・チェン・イェンBSH会長 のコメント
「文秀グループは60年にわたってHondaとの強固なパートナーシップを築いてきました。さらに、革新的かつ信頼性の高い二輪車をお客様にお届けするという共通のビジョンを掲げています。マレーシア経済と共に成長を遂げてきたこのパートナーシップを通じて、BSHはこれからもマレーシア経済への貢献を続けていきます」

本田技研工業株式会社 倉石誠司 代表取締役副社長のコメント
「この度、マレーシアで二輪事業60周年を迎えるとともに、現地での累計生産500万台を達成したことを、大変うれしく思います。このマイルストーンが文秀グループとHondaのビジネスを新たな段階に導くものと確信しています。私たちは今後も、モビリティーとお客様の生活をさらに楽しく豊かにする二輪車を作り続けていきます」

BSH 長田展英 社長兼最高経営責任者(CEO)のコメント
「マレーシアのお客様のご支援のおかげで、Hondaのマレーシアにおける二輪車生産は、今年、累計500万台を達成することができました。お客様の日々の暮らしを豊かにし、運転の楽しさを味わってもらいたいという創業者たちの情熱は、Hondaの出発点として従業員たちに受け継がれています。BSHは、ますます魅力的な商品を提供し続けていくことをお約束します」

●マレーシアでの二輪事業の歴史
1957年:BSWがHonda二輪完成車の輸入販売を開始
1969年:マレーシアで二輪車生産を開始
1986年:累計生産100万台を達成
1999年:累計生産200万台を達成
2007年:累計生産300万台を達成
2008年:BSHを設立
2011年:累計生産400万台を達成
2017年:マレーシアにおけるHonda二輪事業60周年および累計生産500万台を達成

●Boon Siew Honda Sdn. Bhd. 概要
設立:2008年9月
本社所在地:マレーシア ペナン州
資本金:250万マレーシアリンギット
出資比率:本田技研工業株式会社 51% オリエンタル ホールディングス 49%
代表者:社長 長田 展英
事業内容:二輪完成車、部品の製造、販売
生産能力:30万台/年
生産機種:RS150R、Wave125i、Wave Dash、Waveα、EX-5、PCX、BeAT、MSX125
従業員数:655名(2017年11月末時点)