2017年5月29日 

■KTM、混合燃料の作成やジェットセッティング調整を不要とした2ストローク・エンデューロマシンを発表

EXC TPIエンジン

 今シーズンよりロードレースの世界最高峰・MotoGPクラスへの参戦も開始、“READY TO RACE”を掲げるオーストリアのKTM。軽さ、強さ、速さを追求した新世代エンデューロマシン「EXCシリーズ」に、2ストロークのオフロード市販車としては世界初となる電子制御燃料噴射システム(Transfer Port Injection: TPI)を搭載する「KTM EXC TPI」を2018年モデルとしてリリースする。EXC TPIは250 および300をラインナップするが、日本では250を発売予定。価格、仕様、発売時期は現時点で未定となっている。

 このシステムはエンジンシリンダーの掃気ポートに2つのインジェクターを配置、燃料消費を大幅に削減する他、2ストローク車両の走行に必要とされる混合燃料の作成や、様々な気候条件に応じて必要とされるジェット交換を不要とした点が特徴。あらゆる環境でスムーズなパフォーマンスを発揮し、ライダーに多大なメリットををもたらすという。

 これらシステムに加え、EXC TPIには超軽量リチウムイオンバッテリーとEスターター、Brembo製ブレーキシステム、油圧クラッチ、WP製サスペンションといった高性能パーツと新技術もふんだんに盛り込まれる。

KTM 250 EXC TPI(2018年モデル)


KTM JAPAN
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