2017年5月6日 

■「エアフリーコンセプト」が新たなサイクルライフを提案、技術は様々なカテゴリーのタイヤへ発展も

 「エアフリーコンセプト」とは、タイヤ側面の特殊形状スポークにより荷重を支えることでタイヤへの空気充填を不要とする、ブリヂストンが環境と安全を高次元で達成させることを追求した技術。材料にリサイクル可能な樹脂やゴムを使用することで、資源の効率的な活用にもつながるという利点ももち、2013年の東京モーターショーに出展され話題となった。

 そんなエアフリーコンセプトがさらに進化。ブリヂストンサイクルと共に次世代の自転車用タイヤを開発、市場性評価などを進め、2019年の実用化を目指すという。

 今回開発されたパンクの心配のない自転車用タイヤは、スポークに使用する樹脂ならではのデザイン自由度を最大限に活かして、従来にない次世代型自転車の提案が可能に。今後、エアフリーコンセプトを用いたタイヤを装着した自転車の試乗会などが予定され、 エンドユーザーの意見も取り入れながら実用化に向けた検討が進められる。