読者登録 | 個人情報について | 免責事項 | 著作権に関して
モトクロスレジェンドの祭典、ジャパンマスターズが、心躍る初めての沖縄遠征。2月25~26日、名護市のイマナゴクロスフィールドで開催された『沖縄セルラープレゼンツ オールスターモトクロスin沖縄』にエキシビション併催された。本州、四国、九州から、そして雪の北海道からオキナワに集結したレジェンドたちは、レースはもちろん、グルメに観光にと終始全開、南国でのヴァカンスMXをファンや家族、仲間と満喫した。
元スズキファクトリーライダーの沖縄レジェンド、オールスターモトクロスの主催者として3年目を迎えた松田強氏が、「オールスターにマスターズを入れましょう。沖縄のファンも喜びます、ぜひやりましょう!」と誘致し実現した、今回の併催。元全日本チャンピオンの光安鉄美選手(59歳)、伊田井佐夫選手(60歳)、国際A級で活躍した源治篤選手(57歳)、漆原雅利選手(51歳)、藤城光雄選手(44歳)、さらに元国際B級など44歳から68歳まで全国から15人のレジェンドが参加した。マシンの事前輸送や飛行機での移動など、ジャパンマスターズ始まって以来の大がかりな遠征となったが、そこは百戦錬磨の大御所たち、暖かい沖縄で思いきり走って、何歳になっても楽しいモトクロスをアピールしよう、存分にファンと交流しよう。そしてレースのあとは飲んで食べて遊んで・・・と旅の計画も全開だ。 レースは午前と午後、15分プラス1周の2ヒート制でおこなわれ、年代別に+40・+50・+60の3クラスでの混走で、雨にもかかわらず会場は1600名のファンでにぎわった。トップバトルで盛り上げたのは伊田選手と松田選手。他ライダーも泥しぶきの中、トップの2人を激しく追いかける。山中に広がったコースは大ジャンプやロングストレートでスピードが乗り、アップダウンと逆バンクコーナーのテクニカルセクションもあって走り応え、見応えともに最高。伊田選手の鮮やかなホールショットシーンが、あえて30年前のウェアに身を包んだ光安選手の洗練の走りが、かつての80年代オールスターモトクロスをフラッシュバックさせた。時代を経て年齢を重ねたレジェンド達の、今も驚くばかりに達者な走り。大好きなモトクロスを年齢相応に走り続ける、それが最高に楽しい、とレジェンド達は笑った。