2017年3月9日 

■チームノリックの2017年、戦いぶりが楽しみな3ライダー!

 GPライダーのノリック(故・阿部典史)が結成、現在は父・阿部光雄がチーム監督として率いる「チームノリック」は「世界で通用する日本人ライダーを育てる」ことを目的に 2006年結成。ヤマハ・ファクトリー入りした野左根航汰らを輩出した同チームが12年目を迎える2017年シーズンの体制を発表した。

 体制は昨シーズン同様2チーム。「Webike Team Norick YAMAHA」は上和田拓海と阿部恵斗を、「Thailand YAMAHA team Norick」はケミン・クボ、計3名のライダーを起用する。

 チーム4年目となる上和田は全日本ロードレース選手権の最高峰・JSB1000クラスにステップアップ。チーム5年目の阿部はS80、スーパーモトを経て、2017年は筑波ロードレース選手権のJ-GP3クラスに参戦することに。

 「YAMAHA RACING TEAM」からアジアロードレース選手権・SS600に参戦するクボは、今シーズンは全日本選手権にもフルエントリー。J-GP2クラスを戦うこととなった。



上和田拓海:1996年7月3日生まれ。東京都出身。2014年にウェビック チームノリック ヤマハ入り、3つのロードレース選手権(筑波、もてぎ、SUGO)ST600シリーズ・チャンピオン。2015年より全日本ロードレース選手権J-GP2クラスに参戦。年間ランキング12位(2015年)、6位(2016年)。 阿部恵斗:2003年9月13日生まれ。東京都出身。2013年にチームノリックJr.入り。筑波ロードレース選手権をメインに参戦。ダートトラック、モトクロスでのトレーニングも実施。2016年は筑波ロードレース選手権S80ランキング9位、スーパーモト東日本選手権S3クラスチャンピオン。


ケミン・クボ:1999年5月21日生まれ。タイ出身。2016年にタイランドヤマハ チームノリックに加入、3つのロードレース選手権(筑波、もてぎ、SUGO)ST600クラスに参戦。もてぎでシリーズチャンピオン(SUGO2位、筑波5位)獲得。2017年はアジアロードレース選手権と掛け持ち。 阿部光雄監督:1967年からプロのオートレース選手として活躍。日本チャンピオン(賞金王)3回獲得。2015年に惜しまれながら引退。MotoGPチャンピオンを育てることを目的に設立されたチームノリックでは監督兼トレーニングコーチを務める。

●チーム名:
「ウェビック チームノリック ヤマハ」(Webike Team Norick YAMAHA)
●ライダー・参戦レース:
上和田拓海(かみわだ たくみ 20歳)・全日本ロードレース選手権 JSB1000クラス
阿部恵斗(あべ けいと 13歳)・筑波ロードレース選手権 J-GP3クラス
●マシン:
YZF-R1(全日本選手権 JSB1000クラス)
TZ250F(筑波ロードレース選手権 J-GP3 クラス)

●チーム名:
「タイランドヤマハ チームノリック」(Thailand YAMAHA team Norick)
●ライダー・参戦レース:
ケミン・クボ(Keminth Kubo 17歳)・ 全日本ロードレース選手権 J-GP2クラス
●マシン:
YN6