2017年2月6日 

■成田空港から観光地へのアクセス向上、日本初の「高速道路ナンバリング」標識も



 2月26日(日)の15時、茨城区間(境古河IC~つくば中央IC)28.5kmの開通によって、6つの放射道路(東名高速、中央道、関越道、東北道、常磐道、東関東道)が接続されることになる「圏央道」。

 これにより、成田空港から湘南まで都心を経由せずに直結、日光・那須、富岡製糸場、川越といった観光地へのアクセスが向上。例えば、成田空港から秩父・長瀞までのアクセス(新空港IC→花園IC)の場合、都心経由に比べ渋滞のリスク減少、時間短縮などにより、所要時間が最大20分短縮。外国人観光客や茨城県、千葉県からの来訪者の増加が見込まれるという。


「高速道路ナンバリング」標識

 また、今回の開通は、日本初となる「高速道路ナンバリング」標識が設置されることもポイント。「高速道路ナンバリング」は路線名に併せて路線番号を用いて案内するというもの。高速道路や一般国道自動車専用道路などに、アルファベットと原則2桁以内数字(既存の国道番号)でナンバリングし、訪日外国人をはじめ、すべての利用者にわかりやすい道案内を目的とする。圏央道の今回開通する区間では「C4」(圏央道)、「E4」(東北道)、「E6」(常磐道)の路線番号が使用される。

 参考までに、東名・名神高速は「E1」に。今後、整備によって日本全国で「高速道路ナンバリング」標識を見る機会が増えていくことになるだろう。

http://www.e-nexco.co.jp/road_info/open_schedule/kanto/keno01.html