2016年11月8日
■HondaがEICMA2016ミラノショーで
世界初公開の「CRF250 RALLY」や「X-ADV」などを発表
Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、現地時間2016年11月7日(月)午後8時に以下を発表を行った。
『Hondaは、イタリア・ミラノで開催されるEICMA2016(ミラノショー、一般公開:11月10日~11月13日)に出展する二輪車を発表しました。アドベンチャースピリットにあふれるスタイリングの「X-ADV」と、ラリーレーサー「CRF450 RALLY」のフォルムをほうふつさせる「CRF250 RALLY」を世界初公開。さらに、モデルチェンジを図った「CBR1000RR Fireblade」、ミドルクラスの「CBR650F」「CB650F」、スクーターの「SH125i」「SH150i」「VISION」の2017年モデルも発表しました。』
■X-ADV
X-ADVは、より充実したライフスタイルを演出するとともに、楽しさを広げる製品として誕生。アドベンチャースピリットにあふれるスタイリングと装備に加え、都市での快適な走行と利便性を高次元で融合させ、新しいジャンルを目指したモーターサイクル。アップライトなライディングポジションと衝撃吸収性に優れた前・後サスペンションなどによって、未舗装路の走行にも考慮している。また、5段階に調節可能なウインドスクリーンやフルフェイスヘルメットが収納できるラゲッジボックスを装備するなど、都市部での快適な走行と高い利便性も備えている。
エンジンは、力強いトルク特性の水冷4ストローク直列2気筒OHC、745ccを搭載。トランスミッションには、Hondaの独自技術である二輪車用DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を標準装備している。
■CRF250 RALLY
開発のキーワードは「ザ・ダカールレプリカ 週末の冒険者へ!」。ワークスマシンCRF450 RALLYのフォルムとカラーリングをほうふつさせるスタイリングを実現。快適な高速巡航を可能とする、ウインドプロテクションに優れたフロントスクリーンや、不整地走行を考慮したロングストロークの前・後サスペンションを採用。ヘッドライトは、ラリーマシンと同様のフレームマウントで、左右非対称の二眼LEDを採用し、個性的なフロントビューとしている。水冷4ストローク単気筒DOHC、250ccエンジンは、低回転域でのトルクと高回転域でのピーク出力の向上を図ることで、扱いやすさと力強さを高めている。なお、ブレーキシステムは、制動時の安心感を高めるためABSを採用するなど、アドベンチャーモデルにふさわしい充実した装備としている。
■CBR1000RR Fireblade
新型のCBR1000RR Firebladeは、1992年発売の初代モデルCBR900RRから続く「操る楽しみ」のコンセプトを継承しながら、さらに大幅な軽量化と出力向上を図り、軽快なハンドリングと操縦性を進化させている。またRC213V-Sのシステムをベースに開発した総合的な電子制御システムを新たに採用。ライダーをさまざまなライディングシーンでサポートしてくれる。
10月のインターモトで発表したCBR1000RR Fireblade SP/SP2のベースモデルとなるスタンダードタイプのお披露目だ。
■CBR650F/CB650F
両モデルともに、エンジンの吸気系と排気系を変更することで、最高出力で3kWの向上を図っている。また、フロントサスペンションには、ショーワ製のデュアルベンディングバルブのフロントフォークを採用し、より軽快で力強いスポーティーな走行フィーリングを実現している。
CBR650Fのスタイリングは、スーパースポーツモデルCBR1000RR Firebladeのイメージを取り入れた、アグレッシブなデザインとしている。また、CB650Fのスタイリングは、さらに凝縮感を高めた力強いデザインを採用している。
■SH125i/SH150i
両モデルともに、モデルチェンジを図ることで、EURO4に適合する高い環境性能を実現するとともに、出力性能をさらに高めまている。また、外観デザインを一新し、ヘッドライトとテールランプにはLEDを採用。なお、メインキーには、Hondaスマートキーシステムを採用するなど、使い勝手の向上にも配慮している。
■VISION
モデルチェンジを図った新型VISIONのエンジンには、低フリクション技術を採用した空冷4ストローク単気筒OHC、108ccを搭載。環境性能と力強く扱いやすい出力特性を両立している。また、外観デザインを一新するとともに、さらにゆったりとしたライディングポジションが可能な車体構成としている。
ちなみに、EICMA2016に出品した、X-ADV、CRF250 RALLY、CBR1000RR Fireblade、CBR650F、CB650Fは、日本での販売を計画している。
EICMA2016のホンダブース、「Honda Moto 2017」では、新たにX-ADVやCRF1000L Africa Twinなどのイメージ映像を公開。これらの映像で、魅力あるバイク像や憧れる風景などを織り交ぜて表現することにより、バイクがもたらす“楽しさ”や“喜び”を感じてもらうとしている。
■「Honda Moto 2017」http://hondamotoglobal.com/
■Honda http://www.honda.co.jp/motor/