2016年8月12日
■ヤマハ初の“ストップ&スタートシステム”搭載の新型スクーター「Janus」をベトナムで発売
ヤマハ発動機は、陶磁器の艶感をイメージしたデザインの軽量ボディに、走りと燃費・環境性能を両立する“BLUE CORE”エンジンを搭載した女性向け125ccスクーターの新製品「Janus(ジェイナス)」を、2016年8月中旬からベトナムで発売すると発表した。当地向けの“BLUE CORE”搭載車としては、2014年の「Nozza Grande」、2015年の「ACRUZO」に続く3機種目となる。
この「Janus」は、“Basic Scooter with PRide(PrideとRideを掛けあわせた造語)”をコンセプトに、20代女性向けに開発した普及価格帯のスクーターで、主な特徴は、1)前後14インチのタイヤを装備、欧州で人気のハイホイールモデルをイメージした本格派スクータースタイル、2)優れた加速性と燃費性を実現する“BLUE CORE”エンジン、3)新設計の軽量フレーム等による取り回ししやすい97kgの車両重量(標準仕様)、4)ハーフヘルメット2個+レインウェアを収納できる14リットルのシート下収納スペース、など。
標準モデルの「Janus STD」に加え、「Janus Deluxe」「Janus Premium」(11月発売予定)には信号停車時などにエンジンを自動停止させてガソリン消費量を節約する“ストップ&スタートシステム(ヤマハのアイドリングストップ機構の名称)”を採用、さらに「Janus Premium」には“スマートキー”を標準装備している。
ちなみに、ベトナムの二輪車市場は約285万台の年間需要(2015年、ヤマハ調べ)があり、この中でスクーターは約4割を占めている。今回の「Janus」は、高級志向の「Nozza Grande」、中間価格帯の「ACRUZO」に続き、普及価格帯のカテゴリーにヤマハが初めて投入するモデルとなる。これにより高級志向、中間価格帯、普及価格帯と各カテゴリーのラインアップが充実し、ベトナム市場での販売拡大を狙っている。生産はベトナムのヤマハグループ会社“Yamaha Motor Vietnam Co., Ltd.(YMVN)”が担当する。現地でのメーカー希望小売価格はSTDが27,490,000ベトナムドン(日本円で約12万6千円)。