2016年5月23日 

■ヤマハが“BLUE CORE”エンジン搭載「TRICITY 155」を欧州で発売

 ヤマハ発動機株式会社は、排気量155cm3の“BLUE CORE”水冷エンジンを搭載したフロント二輪の三輪コミューター「TRICITY(トリシティ)155」を9月から欧州市場で発売すると発表した。このモデルは、ヤマハの成長戦略のひとつ“ひろがるモビリティの世界”を推進するLMW(Leaning Multi Wheel:モーターサイクルのようにリーン、傾斜して旋回する3輪以上の車両の総称)の第2弾で、欧州で2016年9月から販売し、その後日本やアジアなどでも順次販売を予定しているグローバルモデルだ。

 ヤマハは、2014年4月に排気量125cm3の「TRICITY 125」を、ヤマハ初の市販マルチホイールコミューターとしてタイ市場に導入、その後日本、欧州など世界各国で販売を開始したが、軽快でスポーティなハンドリングと安定感の両立による新しい楽しさや、斬新なスタイルで人気を集めている。

「TRICITY 155」は、“もっと行動範囲を広げ、所有感を満たすNew Standard City Commuter”をコンセプトに開発、1)走りと燃費性能を両立する“BLUE CORE”エンジンとヤマハ独自のLMW機構、2)剛性をアップした新設計フレームやフラットフットボード面積拡大によるゆったりした乗車ポジション、3)容量を拡大した23.5L収納トランクやDC電源ソケットを備える蓋付小物入れ、4)新採用のパーキングブレーキ、5)高級感を感じさせるLEDヘッドライト&ポジションランプ、などが特徴となっている。

 欧州での参考小売価格は、4,499ユーロ(5月23日現在のレートで約55万5千円)。なお、生産はタイのグループ会社TYM(Thai Yamaha Motor Co., Ltd.)が担当する。

■ヤマハ http://www.yamaha-motor.co.jp/