PCX 329,400円(2月26日発売)

★ホンダ PCX 車両解説

“グローバルスクーター”PCXのカラーバリエーションを変更して発売

2010年の3月から国内でも発売が開始された“グローバルスクーター”PCX。タイホンダで生産され、アセアン諸国をはじめとして、ヨーロッパ、アメリカなど世界各地へ展開する新世代の125ccスクーターだ。「クラスを超えた質感の高さと先進スタイリング」「高い動力性能と環境性能の両立」「スクーターに求められる快適さと使い勝手の良さ」をキーワードに、ワンランク上の125ccスクーターとして開発された。

エンジンは、低フリクション技術を採用した水冷4ストローク単気筒125ccエンジンを搭載。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)に加え、一時停止の際に自動的にエンジンが停止するアイドリングストップ・システムを125ccクラスとしては国内で初めて採用。53km/L(60km/h定地走行テスト値)の低燃費にも貢献していた。

車体は、前・後14インチの大径ホイールの採用により、優れた走行安定性とワンランク上の快適な乗り心地を実現。また、Honda独自のコンビブレーキ(前・後輪連動ブレーキ)を標準装備することで、安定した制動力を効率的に得ることが可能。

デザインは、「流麗なフォルムや特徴的なウインカー一体型のデュアルハロゲンヘッドライトなど、車体細部にまで及ぶデザイン性の追求により、クラスを超えた上質な存在感を醸し出している」というものだった。シート下にフルフェイスヘルメット一個とグローブなどが入る容量25Lの収納スペース。フロントカウルには容量1.5Lのグローブボックスも設けていた。

2012年5月には、初のマイナーチェンジが行われた。オフセットシリンダーやローラーロッカーアームの採用、知能化された発電制御などの新技術が満載された新開発のグローバルエンジン“eSP(イーエスピー)”へとエンジンが変わったことが主な変更点で、外観では、バックレストが新形状となったぐらいで、オーナーでなければ変化に気がつかないメカニズム面での“熟成”を主としたモデルチェンジだった。

そして2014年4月、初のフルモデルチェンジを受けている。兄貴分のPCX150とともに受けた初のフルモデルチェンジでは、新設計のフロント、リアカウルの採用を始め、灯火類はすべてLED化され、よりスタイリッシュで高級感のあるスタイリングとなった。メカニズム面ではグルーバルエンジン“eSP(enhanced Smart Power)”の更なる熟成と燃費性能の向上などがメインに行われた。生産もホンダ・ベトナムが担当するようになった。

2015年5月には、この新型PCXに新色を追加して全4色のラインナップとなった。125のPCXでは「マットテクノシルバーメタリック」、PCX150では「キャンディーノーブルレッド」の新色が登場している。

今回は、125単独のカラーバリエーションの変更で、従来の「キャンディーノーブルレッド」の代わりに新色の「パールダークアッシュブルー」が採用され、「マットテクノシルバーメタリック」「パールジャスミンホワイト」「ポセイドンブラックメタリック」の継続色、3色と合わせて全4色のバリエーションとなった。

こちらがPCXの新色「パールダークアッシュブルー」。

★HONDA プレスリリースより (2016年2月19日)

原付二種スクーター「PCX」のカラーバリエーションを変更し発売

Hondaは、スタイリッシュな外観と環境性能に優れたエンジンなどで好評を得ている原付二種スクーター「PCX」のカラーバリエーションを変更し2月26日(金)に発売します。

PCXは、ヘッドライト、テールランプなどの全灯火器にLEDを採用したスタイリッシュで高級感のある外観に、耐久性と静粛性、燃費性能に優れた力強い出力特性の水冷・4ストローク・OHC・単気筒エンジン「eSP(イーエスピー)」※1を搭載。20歳代、30歳代のお客様を中心に高い支持をいただいている原付二種スクーターです。

今回、PCXのカラーリングに、新たに深みのある色合いで上質感を演出するパールダークアッシュブルーを採用し、従来のマットテクノシルバーメタリック、パールジャスミンホワイト、ポセイドンブラックメタリックを含む全4色のカラーバリエーションとしています。

●PCXのカラーバリエーション
・パールダークアッシュブルー(新色)
・マットテクノシルバーメタリック
・パールジャスミンホワイト
・ポセイドンブラックメタリック
※1 enhanced(強化された、価値を高める)Smart(洗練された、精密で好感度な)Power(動力、エンジン)の略で、低燃費技術やACGスターターなどの先進技術を採用し、環境性能と動力性能を高めたスクーター用エンジンの総称です
 
●販売計画台数(国内・年間)
PCX シリーズ合計 17,000台
 
●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
PCX 329,400円(消費税抜き本体価格 305,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
 

★主要諸元

車名型式 EBJ-JF56
PCX
発売日 2016年2月26日
全長×全幅×全高(m) 1.930×0.740×1.100
軸距(m) 1.315
最低地上高(m) 0.135
シート高(m) 0.760
車両重量(kg) 130
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※2 53.7(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)
50.6(WMTCモード値 クラス1※3 1名乗車時)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) 2.0
エンジン型式 JF56E
水冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 124
内径×行程(mm) 52.4×57.9
圧縮比 11.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 8.6[12]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 12.0[1.2]/5,000
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスター式バッテリー点火
潤滑油方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) -
燃料タンク容量(L) 8.0
クラッチ形式 乾式多板シュー式
変速機形式 無段変速式(Vマチック)
変速比 2.600~0.820
キャスター(度) 27°00′
トレール(mm) 86
タイヤサイズ 90/90-14M/C 46P
100/90-14M/C 51P
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング式
フレーム形式 アンダーボーン

※2 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
 ※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
 ※製造事業者/Honda Vietnam Co., Ltd. 製造国/ベトナム 輸入事業者/本田技研工業株式会社