2016年2月18日
■ドゥカティ、スーパーバイク世界選手権でタイトル獲得目指す
昨年、ライダーズおよびマニュファクチャラーズで2位を獲得した、スーパーバイク世界選手権(SBK)での「Aruba.it Racing – ドゥカティ・チーム」。チャズ・デイビスとダビデ・ジュリアーノを継続起用する今シーズンはスタッフを強化、2016年型ファクトリーマシンである「パニガーレR」はサスペンション、エンジン、エレクトロニクスに改良のメスが入れられ、タイトルに照準が合わせられた。尚、2016年シーズンは2月28日、オーストラリアのフィリップ・アイランドで戦いの火蓋は切って落とされる。
ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティコルセ・ゼネラルマネージャー)のコメント
「現職に就いて2年、MotoGPとSBKの情報共有の向上と取り組んできた。情報の共有化によって、双方にプラスの効果が生まれている。2016年SBKプロジェクトでは、チームに若干の変更が加えられた。MotoGPから、エンジニアのマルコ・ザンベネデッティをSBKチームに迎え入れ、ジュリアーノの担当にアリージ・デガネッロとパオロ・ビアジオの2名のベテラン・テクニシャンを起用する。パニガーレRについては、サスペンション、エレクトロニクス、エンジンのアップデートを実施した。ウィンターテストでは主役だった。この勢いに乗って、2016年シーズンの目標であるタイトル獲得を達成したい」
チャズ・デイビス(Aruba.it Racing – Ducati #7)のコメント
「昨年は十分に満足できるシーズンだった。パニガーレRで初優勝を達成することができた。自分だけでなく、ドゥカティの面々やドゥカティスタにとっても意義のあることだったと信じている。シーズンを通じてマシン熟成と取り組み、徐々にマシンを進化させて、最終的にはどのサーキットでも戦闘力を発揮できるようになった。今年のウィンターテストでも、これとまったく同じ過程を踏むことができた。サスペンションとエレクトロニクスが最新仕様となったうえ、レースディスタンスを通じたパフォーマンスの向上にも集中できた。チャンピオンシップの開幕が待ち遠しい」
ダビデ・ジュリアーノ(Aruba.it Racing – Ducati #34)のコメント
「厳しいシーズンを乗り切り、今は楽観的に新たなシーズンを見据えている。マシンも担当スタッフもかなり変わった。この機会を実現してくれたドゥカティに感謝したい。新チーフメカニックとなったアリージや、エレクトロニクス担当のパオロとは、最初からうまくやっている。前回のテストでも、上位陣と遜色ないペースで走行できた。早くオーストラリアに行きたい」