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2015年3月10日 

■BRPジャパンが「Can-Am Spyder」シリーズのニューモデル「Spyder F3」を発表

 昨年、日本に初上陸したBRPの“3輪ビークル”Spyderシリーズ。バイクじゃなく、クルマでもない、トライクやサイドカーともまた違う、まったく新しい3輪の乗り物として多くの方々の関心を集め、当初の予定台数をほぼ完売する状態とか。このたび、BRPジャパンでは、そのSpyderシリーズの第2弾として「Can-Am Spyder F3」を日本に導入すると発表した。

 発表の会場となったのはファッショナブルな街、東京は恵比寿のLIQUIDROOM。BRPのアジア太平洋部門マーケティング&戦略プランニング・ディレクターのマーク・アンドレ・デュボアさん、Can-AM Spyderのグローバル、マーケティング&コマーシャル/ガバメント・セールス・ディレクターのフランソワ・トレンブレイさん、そしてBRPジャパンの高山浩史社長が製品紹介や販売戦略を説明。そしてなんと、ゲストとして歌舞伎俳優の中村獅童さんがSpyder F3に乗って登場するという、華やかな発表会となった。

 昨年導入した「Spyder RT」が大きなトランクスペースなどを装備した“ツーリング・モデル”だったのに対して、今回発表したSpyder F3は、オープンエア走行をより楽しむべく、力強いデザインとダイナミックでエキサイティングなライディングが楽しめるパフォーマンス性も取り入れた“スポーツ・モデル”となっている。

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 ちなみにエンジンは、直列3気筒のRotax製1330cc“ACE”エンジン(リバース付の6速マニュアルかセミオートマチックトランスミッションとの組み合わせが選べる)を搭載し、独特なエキゾースト音とともに、優れた馬力とトルクを発揮する(最高出力は115馬力、最大トルク130N・m)。また、ペグポジションが前後に調整可能となっており、ハンドルバーのオプションの選択とともに位置を調整することで、小柄な方や女性ライダーの体型に合わせたライディングポジションにもカスタマイズできる“UFITシステム”を3輪ビークルとして世界で初めて採用(BRPジャパン調べ)している。その他、BRPの幅広いアクセサリとの組み合わせにより、ライダー好みのカスタマイズ・マシンに作り出すことが可能という。

 前2輪、後1輪からなるBRP独自の“Yアーキテクチャー”によるフレームデザイン、トラクション制御、安定性制御を統合したBOSH製の車両スタビリティシステム、ダイナミックパワーステアリング(DPS)、高性能BREMBOブレーキシステム、ABS、FOX PODIUMショックアブソーバー、などを装備し、正確で安心なハンドリングと安定性を実現している。盗難防止システムも標準装備。

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前2輪、後1輪からなる特徴的な“Yアーキテクチャー”。この構成がモーターサイクルに乗ったときの爽快感だけでなく、スポーツカーのような安定性を与えている。BRPが“Y-Factor”と呼んでいる独自の構造だ。Can-Am ATV (全地形万能車) で定評ある、サラウンディング・スパー・テクノロジー(SSTフレーム)も採用。軽量化を図りながら同時により少ない部品点数でより高い耐久性を可能としている。フロントサスにはアンチロールバーを装備したダブルAアームサスペンションを採用。アンチロールバーにより、最高のコーナリングと同時に滑らかで安定したライディングを実現。リアサスにはショックアブソーバー装備したスイングアーム方式を採用。ダイナミックパワーステアリング(DPS)は、電子的に制御され、ライダーの操舵に様々なレベルの補助を与えている。このシステムは速度変化に追従し、さらに操舵角と加速度も織り込んでいるため、どのような状況やスピードでも常時ライダーに快適さと制御性を与えてくれるという。

 気になる希望小売価格は、ベーシックなF3(PEARL WHITE)が1,998,000円(税込)、専用の“S”トリム、研磨仕上げのフロントホール、赤ステッチ入りのシート、LED走行灯付フロントフェンダー、電子クルーズコントロールなどを追加した、F3-S(STEEL BLACK METALLIC)が2,157,840円(税込)、さらにセミオートマチック仕様(CAN-AM RED SOLID GLOSS×STEEL BLACK METALLIC、PURE MAGNESIUM METALLIC×STEEL BLACK METALLIC)が2,322,000円(税込)。

 ちなみにいち早く試乗してプレゼンターを務めてくれたゲストの中村獅童さん、このSpyder F3にをとても気に入り、プライベートでもオーナーになるべく1台発注したのだとか。

■BRPジャパン(TEL044-200-1435 http://www.brp-jp.com/

2015年3月10日 

■全国4ヶ所で開催、オリジナルコースターもプレゼント!「BOLT Café ×CAFE-JACK PROJECT」 3月13日スタート

 「BOLT Café ×CAFE-JACK PROJECT(ボルト カフェ×カフェジャック プロジェクト)」は、カフェレーサースタイルを纏って新発売となったVツインクルーザー「BOLT Cスペック」の展示をはじめ、BOLTオリジナルカフェラテ(“BOLT”の文字をラテ・アート)の販売、オリジナルコースターのプレゼントを実施。BOLT Cスペックの世界観とライフスタイルを体感できるイベントだ。




●期間および会場
3月13日(金)~3月22日(日):東京 WEEKEND GARAGE TOKYO(渋谷区代官山町1-1)
3月27日(金)~4月2日(木):名古屋 ABBOT KiNNEY(アボットキニー 名古屋市中区栄3-13-22)
4月10日(金)~4月16日(木):大阪 W CAFE(大阪市中央区西心斎橋1-12-11)
4月24日(金)~4月30日(木):福岡 REC COFFEE(福岡市中央区白金1-1-26)

BOLT Café ×CAFE-JACK PROJECT
http://www.yamaha-motor.co.jp/mc/sportsbike/bolt-c/special/img/BOLT-C_CafeJack

2015年3月10日 

■二輪も四輪も、今も昔も味わえたMSファン感謝デー

Ninja H2Rに続き、公道バージョンのH2が日本初走行。路面がドライとなった日曜日、スリックタイヤの H2Rは300psの本領発揮!

※写真をクリックすると大きくなったり違う写真を見ることができます

日曜はグランドスタンドに空席がなくなるほどの大盛況だった。

 新旧合わせた二輪と四輪、それも世界最高峰のMotoGPマシンとF1カーに、日本が誇るJSBとスーパーGTが一度にすべて見られるなんて、世界中を探してもこのイベントの他にない——。それが鈴鹿サーキットの「モータースポーツファン感謝デー」(3月7日〜8日)だ。

 今年のファン感謝デーは、ホンダがF1に復帰するという節目ということもあって、メインテーマは「ホンダF1復活祭」。二輪の存在感はちょっと控えめで、四輪のファンに二輪のすごさも見てもらおう、という印象だった。土曜は午前中の小雨から夕方に向けて本降りになったけれど、日曜は初夏を思わせる陽気で、土日あわせて5万7000人が来場。特に日曜は、グランドスタンドに空席がなくなるほどの盛況ぶりで、あぁやっぱり大観衆のサーキットっていいなぁ、ってシミジミと思ったものでした。

 グランドスタンド裏には、ホンダ歴代F1カーがずらりと並べられ、ピット並びも四輪メイン。しかし! 初日に大観衆の度肝を抜いたのは、二輪! カワサキ! そう、Ninja H2&H2Rだったんです!

 ご存じ、スーパーチャージドモンスターNinja H2&H2R、2台揃っての走行は、これが世界初! ライダーは全日本JSBクラスに参戦する「チームグリーン」所属のふたりのライダー、渡辺一樹と柳川明でした。

 まずは渡辺が公道バージョンH2でコースイン。2014年の全日本選手権・最終戦でNinia H2Rは走ったものの、H2の走行はこれが日本で初めて。公道バージョンらしく、十分に消音されたNinja H2。全開でメインストレートを走るH2からは排気音はほとんど聞こえず、スーパーチャージャーのタービン音がド迫力で駆け抜けていったのだ! 文字にすると「ドヒュヒュヒューン!」…あぁ、伝わらない(笑) とにかく、Ninja H2は、音だけでゼニが取れるバイク——そう実感させられました!

 Ninja H2Rは、これが初ライドという柳川がコースイン。小雨上がりでコースがわずかに湿っていたこともあって、柳川は慎重に走行。Ninja H2Rはスリックタイヤ、しかもこの車両に装着されていたのはテッカテカの新品タイヤだっただけに「世界に何台もあるわけじゃないH2R、万が一のことがあっちゃマズイでしょう!」(柳川)

 Ninja H2Rも、ショートカットからメインストレートに姿を現す、つまりゼロスタートに近くてストレートも短いというのに、やっぱり300psのスーパーチャージドモンスター、その加速とトップスピードはド迫力! コースサイドのカメラマンも「うわ、目が追いつかない…」と絶句するほどの超速っぷり! 十分に観衆の度肝を抜いたNinja H2&H2Rのデモンストレーションだった!

 他にも、ハーフウェットで全チーム走行というわけにはいかなかったけど、土曜に8耐マシンの公開テストや「スズキMotoGP復活」のデモンストレーションとして、ホンダRC213V、ヤマハYZR-M1、スズキGSX-RRが走行。夕方にはトワイライトデモレースと銘打って、8耐マシンの走行もあったけれど、これも雨でちょっと不完全燃焼……。っでもまぁ、花火も見られたからいいか!

 打って変って晴天となった日曜は、同じプログラムでも、やっぱりスロットルの開けもハンパじゃないからド迫力も倍増! Ninja H2&H2Rも、MotoGPマシンも、やっと全開にしてもらってうれしそうでした!

 「ホンダF1復活祭」がメインテーマとあって、四輪のイベントはもりだくさん。四輪に疎い僕だって、セナプロ時代のマクラーレンホンダのデモランはシビれたし、今シーズンからスーパーフォーミュラに参戦する小林可夢偉も参加したデモレースは、2日間を通して一番の歓声が上がっていたかも!

 中島悟さん、鈴木亜久里さん、デイモン・ヒルやジャン・アレジ、それに今年からレースを始めるというジャン・アレジの息子さん、ジュリアーノも登場(ゴクミにそっくり!)。クルマもバイクも、ライダーもドライバーも、今も昔も知ることができて、これぞモータースポーツの熱さだよなぁ、というテンションが上がった2日間でした!

 来週にはF1も開幕しますね。バイク乗りだもん、復活したホンダを精一杯応援しましょう!

 (写真・文:中村浩史)

間もなく開幕、2015年のMotoGPを戦う日本の3ファクトリー・マシン、そして開発に携わる3ライダー(ホンダRC213V・高橋 巧、ヤマハYZR-M1・中須賀克行、スズキGSX-RR・青木宣篤)がデモ走行を披露。
Ninja H2&H2Rで2台揃って走行した「チームグリーン」の柳川明と渡辺一樹は2015年、全日本JSB1000に参戦。8耐では藤原克昭を加えた活躍に期待!

昨年のJ-GP2から今年はJSB1000にステップアップ、高橋 巧 との2台体制で活躍が期待されるハルクプロの浦本修充。 JSB1000で4連覇を狙う中須賀克行は、2014年度「モータースポーツ顕彰」に選出、表彰された。
第1期からのホンダF1マシンがずらり! 1983年にカムバック(第2期)を果たしたスピリット・ホンダ201Cは参戦期間も短かっただけに興味深いマシン。 2015年の注目、F1に復活したマクラーレン・ホンダ。展示されているのは2014年のアブダビでテストされたMP4-29H/1×1。フェルナンドの走りも早く見たい! ホンダの市販車ブースでは最新モデルに触れることができた。


GSX-RRの初陣は3月29日のカタールだ。

2015年3月10日 

■試乗会に参加してゲット! ヤマハ「TRICITY × NEW ERAコラボキャップ プレゼントキャンペーン」

 “ニュースタンダード シティコミューター”というコンセプトで開発されたヤマハ・トリシティをもっと多くの人に体験してもらおうと、9月末まで全国約100ヶ所の教習所にて試乗会を開催中だ。そこで、期間中に試乗会に参加した人を対象に、メジャー・リーグ唯一の公式キャップである「NEW ERA」デザインの「TRICITYオリジナルキャップ」が抽選で総計250名に当たるキャンペーンを実施。

 応募期間は●第1回:~2015年6月末日(プレゼント発送時期は2015年7月)●第2回:2015年7月1日~9月末日(プレゼント発送時期は2015年10月)。

 試乗会情報、応募方法は下記WEBサイトにて。

TRICITY × NEW ERAコラボキャップ プレゼントキャンペーン
http://www.yamaha-motor.co.jp/mc/campaign/tricity-newera/

2015年3月10日 

■様々なイベントを用意「第5回デグナー ヘルグッドミーティング」

 「HELL GOOD」とはグレイトに楽しいという意味。様々なカテゴリーのバイカーズイベントとして4月12日(日)、府民の森 ひよし(京都府南丹市日吉町天若上ノ所25)にて開催。当日は生演奏ライブ、ウルトラ怪獣来襲!、試乗会、物販・飲食・展示ブース、ジャンケン大会・スピードくじ、早飲み大会など、様々なイベントを用意。

デグナー ヘルグッドミーティング
http://www.degner.co.jp/hellgood/

2015年3月9日 

■「ウェビックチームノリックヤマハ」の2015年シーズン、4名のライダーが“未来の夢”に向けて戦う!

阿部光雄チーム監督を中心に、2015年シーズン闘志満々「ウェビックチームノリックヤマハ」の面々

 2006年、「世界で通用する日本人ライダーを育てる」ことを目的に、GPライダーのノリック(故・阿部典史)が結成、現在はオートレースの現役選手でもある父・阿部光雄がチーム監督として率いる「チームノリック」。山田誓己(2015年シーズンはスペイン選手権に参戦)、野左根航汰(同、ヤマハ・ユースチームよりJSB1000に参戦)らを輩出し、9年目を迎えたチームは2015年、新たな一歩を踏み出す。

 ライダーは昨年、筑波・もてぎ・菅生の各地方選手権ST600クラスでチャンピオンを獲得した上和田拓海選手に、新たに若手ライダー3名を加えた4名体制に。全日本選手権と地方選手権のロードレースを戦う。未来のスターとなるべく戦う4名の活躍に期待!


上和田拓海選手(18歳)は昨年、3選手権すべてのサーキットでレコードタイムを更新し年間チャンピオンを獲得。J-GP2クラスでは「先輩ライダーに食らいついていく力強い走りをしたい」とのこと。 S80で戦っていた岡本裕生選手(15歳)は初めてのST600マシンで非凡なる才能を見せる。今年は筑波、もてぎ、菅生のST600に参戦。先輩・上和田選手のレコードタイム更新が目標で、初戦から優勝を狙う。 中原美海選手(13歳)はチームノリック初の女子ライダー。昨年はMFJレディースロードレース・P150Trophyでランキング3位に。ST250クラスを戦う彼女「応援よろしくお願いします」とのこと。 阿部恵斗選手(11歳)は練習中に大腿骨を骨折。回復しつつあるが、S80をメインに身体の状態を見てから夏頃よりST250での走行を予定。「頑張りますので応援よろしくお願いします」とのこと。


左よりST600、J-GP2、S80の各クラスを戦うマシン。 J-GP2のYZW-N6(NTS製オリジナルフレーム)は2013年に野左根航汰がチャンピオンを獲得したマシンの発展型で、サスペンションにKYBを新採用。

●チーム名:
「ウェビックチームノリックヤマハ」(Webike TEAM NORICK YAMAHA)

●ライダー・参戦レース:
上和田拓海(かみわだ たくみ)・全日本選手権 J-GP2クラス
岡本裕生(おかもと ゆうき)・地方選手権 ST600クラス
中原美海(なかはら みう)・地方選手権 ST250クラス
阿部恵斗(あべ けいと)・地方選手権 ST250、S80クラス

●マシン:
YZW-N6(全日本選手権 J-GP2クラス)
YZF-R6(地方選手権 ST600クラス)
YZF-R25(地方選手権 ST250クラス)

2015年3月9日 

■春のツーリングに訪れてみてはいかが? “隼駅”の若桜鉄道が「SL走行社会実験」を実施

4月11日(土)、C12蒸気機関車、DD16ディーゼル機関車による1日限りの社会実験

 スズキ・ハヤブサ乗りの聖地である「隼駅」でお馴染み、鳥取県の若桜鉄道が4月11日(土)に行なう社会実験は、“SL走行の経済効果を検証する”というもの。

12系客車

 内容は9時30分から正午まで、蒸気機関車(C12)、客車(12系)、ディーゼル機関車(DD16)を繋ぎ、若桜駅から八東駅まで1往復走行。各駅と第2八東川橋梁で撮影タイムを設ける他、SL走行を見学・撮影者を対象に宿泊、供食、駐車場、撮影場所を提供するという、日本初の試みが行なわれる。

 現在、実施にあたり鳥取県、鳥取市、八頭町、若桜町の行政関係者、観光、旅館、供食、商工、隼駅を守る会などによって結成された「沿線サポート委員会」が12班に分かれ準備を進めているという。

 ツーリングにも最適な若桜鉄道沿線だけに、ハヤブサ使いをはじめ興味のあるライダーは訪れてみてほしい。詳細は下記にて。

問:八頭町観光協会(きらめきプラザ八頭)
TEL:0858-72-6007(9時~18時 火曜定休)
若桜町観光協会
TEL:0858-82-2237(8時30分~17時15分)
http://www.tottori-inaba.jp/sl/(若桜鉄道SL・DL走行鳥取県発地方創生イベント 公式サイト)
https://www.facebook.com/events/809406039097371/(若桜鉄道SL走行社会実験フェイスブック)

2015年3月6日 

■60年の節目、ヤマハ“レーシングブルー”の新たなる戦略

全日本ロードレース選手権・JSB1000クラスに参戦するYAMAHA FACTORY RACING TEAM 、ライダーは国内最高峰クラス4連覇を狙う♯1中須賀克行。もちろん、マシンは新型 YZF-R1。チーム監督の吉川和多留氏、木村隆昭 ヤマハ発動機 代表取締役副社長と記念撮影。

 3月6日、「2015年ヤマハモータースポーツ活動計画」の発表会が開催された。今シーズンはロードレース、モトクロス、トライアルの全日本選手権にファクトリーチームとして出場、参戦マシンのお披露目も行なわれた。

 1955年7月1日に創立されたヤマハ発動機は、その3日後には「富士登山レース」に出場。ヤマハはモータースポーツと共に成長を続けてきたというワケだ。60年の節目となる今年は、将来に向けた新たな戦略を展開。①ブランディング②技術のフィードバック③普及活動というモータースポーツ活動の方針の元、先の全日本ファクトリーチーム投入に加え、有望な選手を育てる全日本ユースチームの結成やアジアロードレース選手権への参戦がポイントとなっている。もちろん、ロードレースの世界最高峰・MotoGPクラスで2位に甘んじるワケもなく、王座奪還に向け闘志を燃やしている。

 また、久々のフル・モデルチェンジとなった「YZF-R1」はモータースポーツを意識した仕上がりとし、来シーズンよりスーパーバイク世界選手権にカムバックを予定。2015年以降、ヤマハ“レーシングブルー”フィーバーはしばらく続きそうだ。興奮と感動に期待したい。



全日本モトクロス選手権・IA1クラスに参戦するYAMAHA FACTORY RACING TEAM 、ライダーは♯5平田 優と♯500安原 志。マシンはYZF450FM。 全日本トライアル選手権・IAスーパーに参戦するYAMAHA FACTORY RACING TEAM 、ライダーは12回目の全日本チャンプを狙う♯2黒山健一。マシンはTYS250F。


全日本ロードレース選手権・JSB1000クラスに参戦するユースチーム、YAMALUBE RACING TEAM 。ライダーは♯8野左根 航汰、♯33藤田拓哉を起用。マシンは新型YZF-R1。 全日本モトクロス選手権・IA2クラスに参戦するユースチーム、YAMALUBE RACING TEAM 。ライダーは♯43渡辺祐介、マシンはYZ250F 。

2015年3月6日 

■MotoGPカムバックのスズキ、チーム名は「Taem SUZUKI ECSTAR」に

 今シーズンからロードレースの世界最高峰・MotoGPに復帰するスズキのチーム名が「チームスズキ エクスター(Taem SUZUKI ECSTAR)」に決定。3月29日に決勝が行なわれる開幕戦カタールGPより新たなる戦いが始まる。


♯25マーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales)

♯41アレイシ・エスパルガロ(Aleix Espargaro)

 ライダーは昨シーズン・ランキング7位のアレイシ・エスパルガロ、Moto2クラスからステップアップを果たしたマーベリック・ビニャーレスというスペイン人コンビ。マシンは並列4気筒エンジンを採用する「GSX-RR」だ。

 チーム名の「エクスター」とは、1984年より販売されているスズキ純正・高性能エンジンオイルの名称。誕生30年とMotoGP参戦を機にスズキ純正オイル、ケミカル製品の世界統一ブランドに制定、世界的な認知度の向上を図り、信頼のブランドとして展開していくという。


望月英二 取締役専務役員 二輪事業本部長のコメント
「2015年シーズンより、いよいよスズキは二輪車レースの世界最高峰であるMotoGPに復帰します。高次元の競争を通じて高い技術を磨き、量産車へのフィードバックと世界のスズキのお客様との交流を積極的に図ります。私たちはレースや製品を通じて、世界中のお客様の満足度向上へ更にチャレンジしてまいります。『チームスズキ エクスター』への応援をお願いいたします」


GSX-RR 車両諸元
全長×全幅×全高:2,096mm × 720mm × 1,140mm
ホイールベース:1,457mm
車両重量:160kg
エンジン形式:水冷4サイクル並列4気筒DOHC4バルブ
排気量:1,000cm3
最高出力:169kw(230PS)以上
最高速:330㎞/h以上
ギヤボックス:6速(カセットタイプ)
フレーム形式:アルミツインスパー
タイヤ(フロント/リヤ):16.5インチ/16.5インチ
フロントサスペンション:オーリンズ製 倒立フォーク
リヤサスペンション:オーリンズ製
ブレーキ(フロント/リヤ):ブレンボ製 カーボンディスク/スチールディスク

スズキレーシングレポート
http://www1.suzuki.co.jp/motor/sports/race/index.html

2015年3月6日 

■ショップオープン情報「ハヤサカサイクル モーターステージ大手町」

 昭和17年創業の老舗・二輪販売店がKTM正規ディーラー(マルチショップ)として3月19日よりKTMの取り扱いを開始。ショールームではKTMのブランドカラーであるオレンジをまとうなど、店舗内外も改装。クリーンで充実した設備を誇るワークショップでは最新設備が揃うほか、専門の整備スタッフを擁しクオリティの高い体制が整えられる。4月10日のグランドオープンでは店頭イベントを盛大に開催予定。

宮城県仙台市青葉区大手町8-18
TEL:022-217-6855
営業時間:10時~19時30分
定休日:火曜日
http://www.hayasaka.co.jp/