MBニュース&トピック

 

2016年3月24日 

■KYMCO、日本で「K50 Concept」をワールドプレミア、東京モーターサイクルショーに出展

「K50 Concept」

 昨年、日本現地法人を設立した台湾最大の二輪メーカーである光陽工業(Kwang Yang Motor CO )のブランド「KYMCO」。世界100ヶ国を超える国々で1000万人と共に成長してきた同社は創業50周年を迎えるにあたり、その自信作とも言える新世代マキシスクーターコンセプトモデル「K50 Concept」が報道関係者などに公開された。明日、3月25日より開催される東京モーターサイクルショーにてワールドプレミアとなる。
(以下、報道向け資料より)



元格闘家・須藤元気率いるダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」のパフォーマンスと共に、その全貌が明らかとなる。 光陽工業(KYMCO)グループ董事長(日本の代表取締役)の柯 勝峯さんと「K50 Concept」。柯さんは日本語で新世代マキシスクーターコンセプトモデルを紹介した。

K50 Conceptの名の由来は、正にKYMCO 創業50周年の会心の力作の意を表すものです。先見に満ちたモーターサイクルの製造理念と厳格な技術の下、「The Thrills of Touring」のコンセプトに基づくと同時に、快適性と個性的なスポーティー感を融合しています。”刷新と進化”、”生活と性能”、”豪華さと実用性”、”快適さと利便性”等の精華を選りすぐり、マーケットにおいてSuper Touringの新たな領域を開拓します。モーターサイクルに乗ることは、単なる行為であるだけでなく、人とマシンが融合し一体になることを意味し、モーターサイクルに乗る度に他とは比べようのない楽しみと体験ができると同時に、悠々自適に都市や大自然の中を走りぬけることができるのです。

「 The Thrills of Touring 」のコンセプトの下、Super Touring K50Conceptでは以下のような異なる性格を表現しています。精確でスポーティなスクーターの鋭敏性と積極性、そして光沢のあるメタリック処理を施したパープル、スカイブルー、ブラックの三色のメタルプレートによる組み合わせ、デザイナーが巧みに創り出した衝撃的な対比と堂々としたヘッド部分のデザインに加え、鋭いシルエットとメタル感が織り成すボディは、まさにK50 Conceptを視覚的に表現した大饗宴で、空気力学に符合した大型フェアリングとスクリーンの組み合わせ、フェアリング下部の威風あるデザインは、K50 Conceptをより軽快にし風を切るような走行を補っています。まるでイーグルアイのようなヘッドライトは五角形のデザイン、暗闇を明るく照らし出すのが特徴です。夜間でも照明効果の高いLEDテールランプは左右両側のV型LED導光チューブに繋がり、前衛的なテクノロジーによる安全性を生み出しているだけでなく、K50Conceptが路上において最も輝いているビッグスターとなりうるのです。高性能追求に基づき、軽量化と安定したコントロールを前提に、K50 Conceptは2気筒エンジンパワーによる低振動、低騒音は、より心地よいツーリングが楽しめます。ダブルコアの爆発的なパワーは驚くほど加速がスムーズで、アクセルグリップを回した時の反応は、一気に十分な排気量が感じられ、ライダーは思いのままにマシンを操ることが可能です。特殊工法により軽量化したアルミ合金のボディは、硬度と軽量化において優勢を誇っています。またK50 Conceptは最も優れた前後輪の比重を採用し、中ほどに設置したエンジンの構造は創造的なリアサスペンション構造で、カーブでも、起伏の多い道でも、スムーズに高速で走り続けることが可能です。最も優れた馬力重量に加え、最良な操作の楽しみと安定性は人とマシンが一体となり、心の赴くままの境地に達することができるのです。その他、デザインチームでは、それぞれの体型のライダーに満足してもらうために、シート高を低くおさえ、メットインスペースには二つのヘルメットが収まる大型容量で、ツーリング用のたくさんの荷物も収納することが可能です。

KYMCO
http://www.kymcojp.com/





2016年3月23日 

■バーチャル試乗体験ツール「EYE RIDE」を全国7ヶ所のBMW Motorradディーラーに導入

新型C650GT&C650Sport

「EYE RIDE」

 「EYE RIDE」は、砂塵のオフロードをR 1200 GS Adventureでパワフルに乗りこなす“ADVENTURE ”、S 1000 RRで高鳴るエンジン音、サーキットラップならではのエキサイティングな走りを堪能する“RACE”、美しい自然の中を走るワインディングロードをR nineTで駆けぬける“ROAD”など、バイクのバーチャルな試乗体験が可能なビデオコンテンツを楽しめるというもの。

 これまではBMW Motorrad主催のイベントで体験することができたEYE RIDEが、全国7ヶ所のBMW Motorradディーラーに導入された。今回の導入にあたり、新たなコンテンツとして新型C650GT、C650Sportのライディングで東京の夜景を360°の視点で愉しむことができる“TOKYO”バージョンが加わった。

●EYE RIDE導入ディーラー
MOTORRAD TOKYO-BAY(モトラッド東京ベイ):東京都江東区佐賀1-4-9
MOTORRAD CENTRAL(モトラッドセントラル目黒店):東京都目黒区鷹番1-1-4池田ビル
MOTORRAD HANSHIN(モトラッド阪神):兵庫県西宮市下大市東町16-16
MOTORRAD KOBE(モトラッド神戸):兵庫県神戸市須磨区須磨浦通2-3-36
MOTORRAD BALCOM(モトラッドバルコム岡山):岡山県岡山市南区泉田20-5
MOTORRAD TOYODA(モトラッド豊田):愛知県豊田市永覚町下長38
MOTORRAD ALPHA(モトラッドアルファ):新潟市中央区紫竹山3-4-39

BMW Motorrad
http://www.bmw-motorrad.jp/

2016年3月22日 

■MFJ、2016年は女性の活動をもっともっと応援! モータースポーツで活躍する彼女らにも要注目だ

記者懇談会に出席した(写真左より)森脇 緑さん(FIM女性委員会・委員 モリワキレーシング)、安原さやさん(2015年 全日本モトクロス選手権・レディースクラス チャンピオン) 、岡崎静夏さん(2015年 全日本ロードレース選手権・GP3クラス ランキング13位) 、小玉絵里加さん(2015年 トライアル近畿選手権 国内A級クラス ランキング7位)、大島裕志 会長 (日本モーターサイクルスポーツ協会) 。

 一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)は2016年、モトクロス(2000年)とロードレース(2008年)に続き、トライアルでも「レディースクラス」を設定。3月13日に開催された全日本トライアル選手権の開幕戦には6名のライダーが参加している。

 女性のモーターサイクリング振興を目的にレースやトレーニングキャンプ、ツーリングといった様々な活動を行ない、今年で10周年を迎える国際モーターサイクリズム連盟(FIM)の女性委員会に、昨年6月に日本から森脇 緑さんが初めて委員に選出。MFJは世界における女性のレースの方向性を意識し、国内の活動の将来のビジョンを組み立てながら、今後は女性の活動を広報する専用ホームページを設け情報発信を強化していくという。

 3月17日に開催された「女性のモーターサイクルスポーツ」記者懇談会には森脇さんをはじめ、全日本ロードレース選手権・GP3クラスに参戦する岡崎静夏選手、全日本モトクロス選手権・レディースクラスに参戦する安原さや選手、全日本トライアル選手権・レディースクラス に参戦する小玉絵里加選手もゲストとして登場。それぞれの立場からレースを盛り上げようと活動していることを発表した。

 彼女らの今後の活躍に要注目だ!

日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)
http://www.mfj.or.jp/

2016年3月18日 

■3月20日(日)運行開始“隼ラッピング列車”、お披露目式典のスケジュール決定

 先日お伝えした、スズキ隼やロゴがあしらわれたラッピング列車。鳥取県の若桜鉄道ではスズキ二輪の協力を得て実現となったラッピング列車の運行が開始される3月20日(日)、隼駅のプラットフォームにてお披露目式典が開催される。

 また、日本初となる「大型バイクとラッピング列車の並走パレード」も行なわれる予定なので隼オーナーはもちろん、バイク・ファン、鉄道ファンは是非とも3連休の真ん中となる記念すべき日に訪れてみてほしい。

●日時
平成28 年3 月20 日(日) 10 時15 分~10 時52 分

●場所
隼駅プラットホーム

●タイムスケジュール(予定)
10:15 主催者挨拶(若桜鉄道 代表取締役社長 山田和昭)
10:18 来賓挨拶(石破茂地方 創生担当大臣、舞立昇治 参議院議員、平井伸治 鳥取県知事、吉田英人 八頭町長、小林昌司 若桜町長)
10:43 来賓紹介
10:48 列車入構
10:48 テープカット(来賓)
10:50 記念撮影(来賓)、来賓乗車
10:52 出発進行の合図

若桜鉄道
http://www.infosakyu.ne.jp/~wakatetu/

2016年3月18日 

■トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン「新型ボンネビルT120デビューフェアー」

 3月19日(土)より全国のトライアンフ正規販売店にて実施。新型ボンネビルT120 & T120 Blackの発売に合わせ「実際に見て、触って乗って、体感して、その素晴らしさを味わっていただく」というフェアーだ。

 期間中、アンケートに回答した人には「特製 T120クリアファイル」(A4サイズ)をプレゼント!

問:トライアンフコール
TEL:03-6809-5233
http://www.triumphmotorcycles.jp/



2016年3月17日 

■カワサキKLX125、D-TRACKER 125の改善対策(平成28年3月16日届出)

 対象車両は型式EBJ-LX125C(通称名:KLX125)の車台番号LX125C-A00056 ~ LX125C-A12549(製作期間:平成21年10月31日~平成28年2月29日)の7,130 台、型式EBJ-LX125D(通称名:D-TRACKER 125)の車台番号LX125D-A00078 ~ LX125D-A09735(製作期間:平成21年10月29日~平成27年10月28日)の4,895 台、計2型式、計2車種、計12,025 台。

 不具合の部位(部品名)は「車体部品(サイドスタンドブラケット)」。

 不具合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「サイドスタンドブラケットをメインフレームに取り付けている溶接部の強度が不足しているため、走行時の振動等により溶接部に亀裂が発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると亀裂が進行し、最悪の場合、駐車中に溶接部が破損し、車両が転倒するおそれがある」というもの。

 改善対策の内容は「全車両、サイドスタンドブラケットのメインフレームへの溶接部を点検し、損傷のないものは補強プレートを追加する。損傷のあるものは補修後、補強プレートを追加する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:カワサキモータースジャパンお客様相談室 
TEL:0120-400-819 

2016年3月15日 

■Team KAGAYAMA SUZUKI Asia、2016シーズンの体制を発表!

昨シーズンからTeam KAGAYAMA SUZUKi Asiaに合流し、雨の鈴鹿ではGSX-Rの戦闘力を十二分に引き出して見事表彰台にあがった芳賀紀行選手。マシンの熟成と若いライダーを引っ張るという2つの課題をこなすには、彼の経験が必要だろう。昨年以上の成績、チーム初の優勝も期待したい。

 昨シーズン、FIMアジアロードレース選手権シリーズ (ARRC)のスーパースポーツ600クラスに参戦を開始した「Team KAGAYAMA SUZUKI Asia」。その2シーズン目となる2016年シーズンも参戦することが発表となった。

 加賀山就臣チームオーナー兼チーム監督率いるチームは、SUZUKI GSX-R600(使用タイヤはDUNLOP)の2台体制で参戦。ライダーは芳賀紀行選手が継続して参戦となる。そして、もうひとりは、昨年ARRCに新しく設けられた「スズキ・アジアン・チャレンジ」からのステップアップとして、タイ人のパティス・チョープラテットがチームに合流する。

 芳賀選手は、昨年発足したばかりのチームでありながらシリーズ第3戦の鈴鹿でチーム初の表彰台をもたらし、シリーズランキング7位という成績でシーズンを終えている。今シーズンも芳賀選手は、シリーズタイトルを目指すのはもちろん、チームメイトの育成にも力を入れていくこととなる。

昨季のスズキ・アジアン・チャレンジではランキング2位と好成績を残しているパティス・チョープラテット選手。「この機会を与えてくれたスズキ、そして加賀山監督にとても感謝しています」とコメント。タイ国内では1000ccのレースにも出ており、オーディション・テストでもマシンを乗りこなしているようだった。

 パティス選手は昨年、加賀山就臣がプロデュース・監修するスズキのライダー育成プログラム「スズキ・アジアン・チャレンジ」に参加。このスズキの150ccモデルであるSUZUKI FU150を使用したワンメイクシリーズで開幕戦レース1を優勝、シーズン2勝し、ランキング2位となっている。このプログラムからの初のステップアップライダーとなる。ゼッケンはスズキ・アジアン・チャレンジでつけていた98をそのまま使用する。

 また、チームも国際色豊かなチームへと進化する。昨年は日本人メカニックを中心にインドネシア人メカニックが1名加わる形であったが、今回はインドネシア人メカニックに加え、タイ人とマレーシア人のメカニックが合流。アジアではインドネシア人とタイ人とマレーシア人は一緒に働けないと言われているというが、ライダーを支えるこのチームスタッフの活躍にも注目したい。

 昨シーズンは手探りの中での参戦であった(チームのシリーズランキングは7位)が、2年目ということで、さらなる飛躍を期待したい。

 チームは2016年3月22日から、マレーシア・ジョホールサーキットで開催されるARRC公式テストに参加。引き続き3月31日~4月2日に同サーキットでの開幕戦迎えることとなる。

加賀山就臣チームオーナー兼チーム監督のコメント
「2年目のシーズンを迎えられたことに喜びを感じています。これはスズキをはじめとするスポンサー、サポート、ファン、そしてチームスタッフのおかげだと思っています。ありがとうございます」

昨シーズン終了後、スズキ・アジアン・チャレンジの上位3名によるステップアップオーディションを開催。そのテストの際に、2015年シーズンを戦った芳賀車(41号車)に乗るパティス選手。ヘルメットは加賀山レプリカだ。

2016年3月15日 

■ヤマハは“仲間がひろがる、未来をひろげる。JAPAN CRUISING”をテーマに
国内初お披露目のXSR900など最新・人気モデルを大阪、東京MCショーに展示

 ヤマハは、「ヤマハに乗ればこんなに楽しく、仲間もたくさん増えるぱ」というヤマハ車の魅力や楽しみ方をひろく伝えることを目指して、“仲間がひろがる、未来をひろげる。 JAPAN CRUISING”をブーステーマに「第32回大阪モーターサイクルショー2016」と「第43回東京モーターサイクルショー」に出展すると発表した。

 発売間近の「XSR900」を国内初お披露目するほか、「MTシリーズ」「BOLTシリーズ」「YZF-Rシリーズ」「MAXシリーズ」に、フロント2輪で新しいモビリティの世界を提案する「LMW(リーニングマルチホイール)」もヤマハらしい世界観を形成する一つのシリーズとして展示。またヤマハ60th記念モデルコーナーや利便性・快適性に優れ毎日を楽しく彩る125ccスクーターコーナーも設置するとしている。

 また、出展車にはツーリングに最適なアクセサリーの装着展示も行う。東京会場では、隣接する部品・用品のワイズギアと連動しライディングギアやアクセサリーも含めたひろがるバイクライフの提案を実施。全日本選手権に参戦するヤマハライダーなどによるトークショーも行う予定だ。

●展示予定車両
 国内初お披露目モデル:XSR900、XSR900 60th Anniversary
 特別展示:YZR-M1(2016年型)、YZR500(OW35K)、Resonator125
 MTシリーズ:MT-09 TRACER、MT-09、MT-07、MT-03、MT-25(MT-07/25の軽さ体験コーナーも)
 BOLTシリーズ:BOLT Cスペック ABS 60th Anniversary、BOLT
 YZF-Rシリーズ:YZF-R25、YZF-R3(YZF-R25の軽さ体験コーナーも)
 MAXシリーズ:TMAX530、NMAX
 125ccスクーターワールド:TRICITY125、BW’S125、シグナス X SR
 他:VMAX、FJR1300AS、Drag Star Classic400、SR400、MAJESTY S 60th Anniversaryなど

●ヤマハ http://www.yamaha-motor.co.jp/

2016年3月15日 

■底辺、広がる! 興味、増える! JP250スタート!

開幕戦とはいえ、30台のエントリーが集まったJP250。全国統一ライセンス、MFJ公認競技となって国際ライセンス昇格も可能になったことから、人気が集まりそう。

 2016年から本格的にスタートする、250ccスポーツモデルによる新レースカテゴリー「JP250」。地方選手権と全日本選手権併催の2本立てで始まるこのレース、これからのロードレースの可能性を感じさせてくれました。

 カワサキNinja250をはじめ、ホンダCBR250R、ヤマハYZF-R25にKTMのRC250と、市販250ccスポーツバイクの人気がいま、日本のバイク市場をガッチリ支えている。

 2015年の250ccクラスベストセラーになったヤマハYZF-R25は、1年間で約7700台も販売されていて、現代250ccスポーツの先駆であるNinja250も3500台以上、GSR250が2400台、CBR250Rが1300台といったセンだから、そのネイキッド版(MT-25、Z250、250DUKE、CB250F)を含め、250ccスポーツモデル全体で、約2万台近くのバイクが生み出されているのだ。

 ちなみに年間150万台が販売されていた1987年を例に出すと、250ccのベストセラーはヤマハFZR250=約28000台だったから、まだまだだ。けれど、Ninja250Rが発売される08年以前は、このカテゴリーはほぼ壊滅状態だったんだから、250cc市場が復活してバイク業界に活気をくれた、と言っても言い過ぎじゃないのだ。

 人気が出て台数が増えたら、それで競争しようぜ、っていうのは世の常。ホンダはいち早くCBR250Rのワンメイクレースであるドリームカップを開催し、各地のサーキットでは、そのちょっと前からスタートしていたST250やネオスタンダードってクラスにも元気が出てきていた。じゃぁレギュレーション統一して市販250ccスポーツをベースにしたレースにしよう、っていうのがJP250なのだ。

 さらにST250やCBR250Rドリームカップと違うのは、このJP250がMFJ公式種目に認定されていること。各エリア選手権のランキングじゃなく、MFJのランカーとして認定されるし、JP250から国際ライセンス昇格、ってルートも出来上がるのだ。たとえばサーキットライセンス、MFJライセンスを取ってエリアのチャンピオンにでもなったら、その翌年から全日本選手権に出場できちゃうんです。8耐も! コレは大きいよね。

 そのJP250、エリア選手権と全日本選手権併催の「MFJカップ」の2本立てで行われる。そしてこの週末、筑波サーキットと岡山国際サーキットでエリア選手権JP250が、いよいよ開幕したのです。その筑波選手権の開幕戦に行ってきました。

 新クラスのエントリーは30台。昨年までのCBR250Rドリームカップも引き続き行われているため、この台数はリッパ。なんか、独自にやってた草レースっぽいST250が、格式がきちんとした、みたいな雰囲気でした。

 エントリーの顔ぶれはさまざま。ほとんどノーマルの個人エントリーもいれば、ショップチームやレーシングチームの姿もある。CBRカップからのスイッチ組、STクラスからのスイッチ組、それに新規エントリーと、まさに新しいカテゴリー、って感じだ。

 筑波選手権は、午前に予選、午後に決勝、ってスタイル。JP250は、タイムスケジュールのいちばん最後に行われてて、やっぱりこれはメインクラスだな、って感じ。前日のスポーツ走行から天気は曇りだけれど、時々は陽が差す程度で、まだまだ風は冷たかったね。

 予選上位は見慣れた顔ぶれ。ポールポジションはセッション最後で逆転した#69薄井徹也。CBRカップ上位の常連で、このシーズンオフはCBR250R改300ccでもくもくと練習とデータ取りに勤しんでいた。2番手#4吉澤、3番手#1中沢もCBRカップからのスイッチ組。ただし、薄井が引き続きCBRで走るのに対し、吉澤はYZF-R25に、中沢はNinjaに乗り換えての戦い。くー、こういうのが面白いよね。薄井のタイムは1分07秒1で、タイムを出した周に、他マシンにちょっと進路をふさがれていたから1分06秒後半は出ていたと思う。このへんがJP250の筑波でのレコードタイムになりそうだね。

 レースは、ポールポジションの薄井が飛び出すものの、うしろに中沢がはりつく、筑波のCBRカップでは見慣れた光景。すぐに中沢が前に出て、薄井がピタリ追走。抜かないのか、抜けないのか、と思ったら、レース中盤を過ぎた頃から、インフィールドで何度も前に出ている。バックストレッチから最終コーナー、メインストレートは中沢Ninjaが速いし、ヘアピン、ダンロップ下、第2へアピンでは薄井CBRが速い。マシンもライダーもほぼ互角の戦いが9周にわたって続きました。

 結局、レースは最終ラップに薄井が仕掛けるも、第2ヘアピン立ち上がってからのストレートで中沢が前に出て、最終コーナーでアウトからまくった薄井が並びかけた瞬間、フィニッシュ! なんと同着タイムで、中沢がほんの数cm前に出ての決着でした。

 この好レース、きっと全日本ロードレース・筑波大会と併催のMFJカップでも見られるはず。もう一回見たい、他のサーキットも見たい、なんなら次はオレも出たい! って思わせてくれる新しいカテゴリーなのです。

 ちなみに筑波より長距離、ストレートも長い岡山国際の開幕戦では、CBR勢はCBRドリームカップに出てJPにエントリーがなく、決勝は井手翔太(ヒットマンRC甲子園ヤマハ)のYZF-R25がポールtoウィンで勝ちました! 1-2がR25で、3位からズラッとカワサキ勢ってのも興味深いね。

 来週はもてぎ選手権でもJP250クラスが開催されます。下に各エリアのJP250、全日本併催のMFJカップ日程も載せておきましたので、いちど見に行ってみてください。数年後の日本のトップライダーが育ってますよぉ♪  

(取材・文:中村浩史)
            
「JP250」各エリア選手権の2016年スケジュール
■十勝選手権
1:5/22 2:7/17 3:8/28 4:10/9
■SUGO選手権
1:4/3 2:5/22 3:6/25(全日本併催) 4:8/14 5:10/9
■もてぎ選手権
1:3/20 2:4/16 3:7/10 4:8/20(全日本併催) 5:9/24
■筑波選手権
1:3/12 2:4/9(全日本併催) 3:6/4 4:7/16 5:10/29
■鈴鹿選手権
1:3/27 2:5/8 3:9/18 4:11/5(全日本併催) 5:11/27
■岡山選手権
1:3/13 2:5/1 3:7/10 4:8/14 5:9/24(全日本併催) 6:11/20
■九州選手権
1:4/3(SPA直入) 2:5/8(オートポリス) 3:6/11(オートポリス・日本併催) 4:7/3(HSR九州) 5:7/24(SPA直入) 6:10/9(オートポリス)



Ninja250で優勝した#1中沢寿寛。CBRカップでも各選手権で上位争いの常連だった。2015年CBR250Rグランドチャンピオンシップでは2位入賞を果たしている。 筑波マイスターこと#69薄井徹也はCBR250R(改300cc)でタイム同着、数cm差の2位。中沢が国際ライセンスのため、国内クラスでは優勝だが「負けです、口惜しい」(薄井)


筑波ではバックストレッチ、最終コーナー、メインストレートでNinja、インフィールドでCBRが速かった。ヘアピンからダンロップコーナーでの薄井のアタックは見ごたえあった! 3位争いのバトルを制したのはYZF-R25の#61折川。写真の#24は250ccのまま参戦し、6位入賞を果たした杉山で、ストレートのハンディをコーナーでハネ返していた。


写真手前からカワサキNinja250、ヤマハYZF-R25、ホンダCBR250R(改300cc)がならぶ表彰台。えーと、スズキは来年ですか? おなじみ中野真矢さん率いる56レーシングはCBR250Rカップへ継続参戦。J-GP3クラスへの挑戦もスタート。

2016年3月14日 

■Hondaが「第32回 大阪モーターサイクルショー2016」
「第43回 東京モーターサイクルショー」出展概要を発表

 Hondaは、2016年3月19日(土)から21日(月・祝)までインテックス大阪で開催される「第32回 大阪モーターサイクルショー2016」と、3月25日(金)から27日(日)まで東京ビッグサイトで開催される「第43回東京モーターサイクルショー」に、さまざまなカテゴリーのモデルを出展。「それぞれのモーターサイクルショーに合計21台の二輪車を展示し、幅広い層のお客様に向けて豊かなモーターサイクルライフを提案する」と発表した。

■主な出展車両
【参考出品車・コンセプトモデル】
  ・Concept CB
  ・Concept CB Type II(世界初公開)
   ※空冷CBシリーズの新たな方向性を提案するコンセプトモデル
  ・Africa Twin Adventure Sports Concept
   ※CRF1000L Africa Twinをベースに、アドベンチャーイメージをより際立たせたコンセプトモデル
  ・City Adventure Concept
   ※市街地でのライディングにアドベンチャーのスピリットを取り入れた、全く新しいアドベンチャーコンセプトモデル

【参考出品車・プロトタイプ】
  ・CRF250 RALLY プロトタイプ
   ※CRF250Lをベースに、ダカール・ラリー参戦マシン「CRF450 RALLY」のイメージを随所に採り入れたアドベンチャーモデルのプロトタイプ

【参考出品車・市販予定車】
  ・CB1300 SUPER BOL D’OR E Package Special Edition
  ・CB400 SUPER BOL D’ORSpecial Edition
  ・CB1100 EXSpecial Edition
  ・CB1100Special Edition
   ※上質感と精悍なイメージを際立たせる特別カラーを施した、ロードスポーツモデル“CBシリーズ”のスペシャルエディション
  ・GROM
    ※アクティブなイメージをより強調した外観デザインに一新。市街地走行からレジャー用途、機動性に優れた走りを楽しめる125ccスポーツモデル

【市販車】
   「CRF1000L Africa Twin」や「NC750X」、「400X」、「CBR400R」などの新製品を中心に、さまざまなカテゴリーのモデルを展示。

CB1300 SUPER BOL D’OR E Package Special Edition(参考出品車・市販予定車) CB400 SUPER BOL D’OR<ABS>Special Edition(参考出品車・市販予定車)
CB1100<ABS>Special Edition(参考出品車・市販予定車) CB1100 EX<ABS>Special Edition(参考出品車・市販予定車)
GROM(参考出品車・市販予定車) City Adventure Concept(参考出品車・コンセプトモデル)
CRF1000L Africa Twin(市販車)

【第32回 大阪モーターサイクルショー2016 開催概要】
・開催日時 2016年3月19日(土)~21日(月・祝) 10:00~17:00(3日間共通)
・開催場所 インテックス大阪 1号館、2号館
・主催 一般社団法人 日本二輪車普及安全協会 近畿ブロック

【第43回 東京モーターサイクルショー 開催概要】
・開催日時 2016年3月25日(金) 10:00~13:00(特別公開)
        13:00~18:00(一般公開)
    3月26日(土) 10:00~18:00(一般公開)
    3月27日(日) 10:00~17:00(一般公開)
・開催場所 東京ビッグサイト 西1ホール、西2ホール、屋外展示場、アトリウム
・主催 東京モーターサイクルショー協会

※両モーターサイクルショーのHondaブースは、株式会社ホンダモーターサイクルジャパンが企画・運営 http://www.honda.co.jp/motor/